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インフィニット・ストラトス ―蒼炎の大鴉―
一日目
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代表候補生なら当たり前か。

「そのような選出は認められません。大体、男がクラス代表なんていい恥さらしですわ!わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を1年間味わえとおっしゃるのですか!?」

あ、そういえばこの人こんな性格だったね。

「実力からいけばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極東の猿にされては困ります。わたくしはこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ」

お、珍しく織斑がキレかけている。

「いいですか?クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ」

勝手にしてくださいそして黙ってください耳障りです。

「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛で…」

「イギリスだって大してお国自慢ないだろ。世界一不味い飯で何年覇者だよ」

言いやがったぞこいつ

「なっ…」

おお、キレてるキレてるw

「あ、あ、あなたねぇ、わたくしの祖国を侮辱しますの!?」

これ呟いたら面白いだろうな。織斑一夏とイギリス代表候補生の授業中の口喧嘩。RT4桁は余裕だろうな。

「決闘ですわ」

「おう、四の五の言うよりわかりやすい」

「言っておきますけど、わざと負けたりしたらわたくしの小間使い…、いえ、奴隷にしますわよ」

「侮るなよ。真剣勝負で手を抜くほど腐っちゃいない」

そう?何にせよちょうどいいですわ。イギリス代表候補生のこのわたくし、セシリア・オルコットの実力を示すまたとない機会ですわね」

「お前はどうするんだ?黒鉄」

織斑先生が尋ねてくる。せっかく忘れてもらえてたと思ったのに。

「あまり気は向かないですが、推薦してくれる人にわるいので僕も出ますよ」

「決まりだな。それでは勝負は1週間後の月曜。放課後、第3アリーナで行う。織斑とオルコット、黒鉄はそれぞれ用意をしておくように。それでは授業を始める」

面倒なことになったな。

その後、その日の授業は滞りなく進んだ。

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