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雲は遠くて
60章 G ‐ ガールズ、全国放送に出演!
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福の基本がある気がしますよ。
さて、いつも前向き、明るく元気な、G ‐ ガールズのみなさんなんですから、
今年の暮れは、E ‐ ガールズのように、NHKi の紅白歌合戦に初登場なんていう、
大きなニュースがあるかも知れませんよね!?」

「ええ!?本当ですか!井藤さん!紅白の出場が決まったら、どうしましょう!みんな!」

 美樹は、そういって、G ‐ ガールズのみんなと岡昇を見る。

「紅白出場って、うれしいし、憧れの夢の舞台ような気もしますけど、
おれって、なまけものだから、
大晦日(おおみそか)は、のんびり過ごしたいとも思ったりもするんですよね。
シニカルになって、斜に構えるわけじゃないんですけどね!
あっはは。すみません、こんなわがままを言って、井藤さん」

 岡昇が遠慮もなくそういうと、みんなも、「うんうん」とかいって(うなず)いたり、
「うれしいような、大変なような、複雑な心境ってところかしら」とかいいながら、わらった。

「なるほど、現代の若者気質って、紅白出場だからって、うれしいばかりじゃないって、
わけですね。あっはは。それも、素直で正直で、若者らしくって、いいと思いますよ!
しかし、みなさんには、ぜひ、紅白に出てもらいたいな!僕個人としても。あっはは!」

 アナウンサーの井藤雅彦は頭をかきながら、そういってわらった。

 スタジオの中は、明るい笑いに包まれた。

≪つづく≫ ------


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