60章 G ‐ ガールズ、全国放送に出演!
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ンションなのである。
午後1時5分。生放送は開始された。
NHKi 放送センターのスタジオパークには、子どもたちからオトナまで、
たくさんの人たちが詰めかけている。番組のテーマソングが流れる中を、
みんなの拍手がわく。
「スタジオパークからです!」と、アナウンサーの井藤雅彦がいうと、
そのうしろに詰めかけているみんが、
「こんにちは!」と元気な大きな声で合唱する。
「やあ、今日も元気に、みなさん、ありがとうございます!」
ラフなジャケットに、ポロシャツ姿の井藤が、周囲のみんなに一礼する。
「そして、きょうの司会は和服姿のきりっとお似合い、女優の竹下圭子さんです!
そして、今日のゲストは、いまや、若い中高生!特に女の子にすごい人気の、
グレイス・ガールズと岡昇のみなさんでございます!」
両手を揉むようにさすりながら、井藤はそういって、手を差し出す。
テレビの画面には、G ‐ ガールズのライヴの映像が20秒ほど放送される。
「ようこそおいでくださいましたぁー!まず、みなさん、おひとりずつ、ひとことずつ、
自己紹介をお願いします!」
「はーい」といって、清原美樹が最初に自己紹介をすると、G ‐ ガールズのみんな、
そして岡昇が最高の笑顔で挨拶をする。挨拶のたびに拍手がわく。
みんなは、あらためて、テーブルに着席する。
まるいガラス製のテーブルには、ストローのついたグラスの飲み物。
姿勢もよく、みんなが座るその背後には、色とりどりの花束も飾られてある。
「あらためまして、グレイス・ガールズのみなさんと、岡昇さんです!」
井藤がそういうと、「よろしくお願いしまーす!」と、みんなの声も揃う。
「いま、清原美樹さんが、緊張してますっておっしゃってましたけど、
スタジオパーク、初出演、みなさん!
でも、でも、生トーク番組というのは、みなさん!?」と司会の井藤はいう。
「なかなか無いですね。生番組で、こうやって、おしゃべりすることは。
ラジオとかですと、あったりするんですけど。
ライヴとかの、ステージとはまた違う、緊張感が・・・」
リーダーの美樹が、詩織たちと目を合わせながら、笑顔でそういう。
「グレイス・ガールズさんたち、岡昇さんは、大学生ですもので。
緊張するのも、よくわかる気がします。そう言えば、
ちょっと前に、この番組には、E ‐ ガールズのみなさんが、
出演なさってくださったんですよ。
E ‐ ガールズさんは、総勢27名の女性・ダンス・ヴォーカル・ユニットですから、
とても全員はゲストにお呼びできなかったんですけどね。あっはっは」
「あ、それ、録画して見ました!おれ、E ‐
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