第三十九話 彼女達の戦い3
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ってすぐに仲良く話す2人はなんとも微笑ましい。
歳の近い2人が仲良くなるのに時間はかからなかった。
その友達が敵の手の内にあり、酷いことをされているのではないかという不安が、そして敵への怒りが戦う力をくれた。
コケコッカー「この程度か!!お前の力はこの程度なのか!!」
パレット「違う!!私の力はこんなものじゃない!!あんたなんか、絶対に倒してやるんだから!!あんたを倒して…アクセルを助けるの…絶対に助けてあげるの!!」
パレットパレットから放たれたショットは、コケコッカーの急所に当たった。
パレットの武器のパレットバレットの一撃の威力はアクセル同様低いが、その分連射に優れ、怯んだ敵を一層追い込んだ。
勿論、コケコッカーも簡単にやられたりはしない。
反撃を試みるが、メルトクリーパーはパレットの一歩手前で止まる。
圧倒的な弾数が、コケコッカーを破ったのだ。
例えるなら、幕末の剣豪が西洋式の銃撃部隊に突撃するようなものだ。
彼は直立したまま、炎を上げて絶命した。
パレット「はあ…はあ…」
パレットはがむしゃらに銃弾を浴びせ、コケコッカーが倒れたのを見て、やっと勝利に気づいた。
その彼女に上空から現れた存在がいた。
VAVA「ふははは…オペレーターだと聞いてはいたが、中々やるじゃないか」
パレット「あんたは…」
元特A級ハンターにして、イレギュラーの最強の一角、VAVAであった。
彼はバイザーの下から満足げな笑みを浮かべていた。
楽しみが増えたことに喜びを感じているのだろう。
パレット「アクセルをどこにやったの!!?」
VAVA「坊やのことなら案ずることはない。いずれは奴の方から姿を現すだろうよ。」
パレット「返してよ…私の友達を返して!!」
一度は止んだ銃声が再び上がり、茹だるような空間に反響する。
銃弾をものともせず、VAVAは歩み寄り、パレットの目の前に立った。
パレットに恐怖はない。
敵への怒りと友達の帰還を願う気持ちが心を支え、VAVAを睨み据える。
VAVA「ククク…いい目をするじゃないか…最近のハンターにはエックス達以外ロクな奴がいないと思っていたが…確か、パレットと言ったな…?それからあの女共もいい目をしていた…今此処で殺すのは惜しいな…今日の所は退いてやろう。精々強くなる事だ。この俺の疼きを高まらせる程に!!」
その言葉を発した後、VAVAは去っていった。
次の瞬間、地響きが発生する。
アイリス『緊急事態よ!!火山の活動が戦いの影響でコントロール不能になったの!!転送可能な火口まで急いで!!』
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ