第4巻後編
エヴォルトシステム
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されるおつもりですか?」
「俺に構わずに、戦っていろ。データを取るのでな」
「それが新装備という訳ならば、力を見せてほしいな!」
『試合開始してください』
そうしてから、まず箒がシャルに吶喊をしたがあっさりと躱されてしまった。まずは性能チェックと言ったところだ、箒のは第4世代でどこにも開発されていないがこちらは世代というのが存在しない。あえて世代を求めるのなら、ISの完全体とでも言おうか。現在のISというのは世代がある、第3は操縦者のイメージ・インターフェイスを用いた特殊兵器の搭載を目標としたので、第4は装備の換装無しでの全領域・全局面展開運用能力の獲得を目指したので展開装甲や自動支援装備が標準装備されている。
が、それが今のISでの世代である。俺らが持つISに世代はなく、相手によって外観及び武装を変えるようになっている。なので箒の紅椿が第4でも関係なく躱せられる、そして次はビームライフルを撃ってくるシャルに向かって遠距離でのレールカノンを撃つラウラであったが、それも予測されたのか躱されるのだった。それもそうだ、ハロが装備されているので、後方に目を向けなくともセンサーよりも精密な物でもある。
「なぜこうまで躱されるんだ!?ラウラ!」
「分かっているが、当たらない!なぜだ!」
シャルはビームライフルを撃ちながら躱しているので、そういう疑問はあるが今はシャルの動きを止めなければ箒側のエネルギーが尽く。まあ箒のISにはワンオフが付いているからそれで回復できる。一方セシリアは精密射撃で鈴を迫っていたのだった。衝撃砲を撃ちまくっても、ビットによって防がれてしまうからだ。セシリアの機体には、シールドビットにライフルビットが標準装備されているもんで、ホルスターがあるからだ。最大ビット数は10〜20装備されている、今はシールドビットを5つ展開していてライフルビットを4つ展開しながらGNスナイパーライフルVで、撃っているからだ。普通ならあり得ない数のビットを操作しながら躱しながらの精密射撃は今のISにはない。
「ああもう!何で当たらないのよ、こっちはまずいわ!」
「まだ5分も経ってませんわよ、鈴さん」
「くっ!全く隙がないわねー。衝撃砲を撃ってもそのビットで防がれて離れようとしても、そのビットで撃って来る。さらにセシリアの精密射撃で、じりじりとSEが削られていく!」
一方管制室では、まだ5分も経っていないのにもう3人のSEが無くなる事に対して、セシリアとシャルのISデータを開示出来ないままにいた。これがさっき一夏が言ったデータは取れないという事がホントになってしまったからだ。
「織斑先生!3人のエネルギーが尽きます!」
「分かっている!二人のデータはあの姿になる前は見れたはずなのに」
「
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