第4巻前編
殲滅×予想外
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
テロリストが日本の成田空港に、身代金と日本政府に対する通達が世界中に伝わってから飛行機内では2階席は俺とセシリアとシャルとラウラ以外はテロリストである。まあ俺ら以外だと乗務員たちは、俺らの席の辺りで一塊になっている。操縦士と副操縦士も、こちらにいる。現在飛行をしているのは、たぶん元操縦士なのかセスナとか自家用機の飛行機を飛ばしたことある奴なのだろうと、俺はそう思っている。
「ふふふ。ここにいるのはガキばかりだから、わめくのかと思ったら以外と静かだな」
「どうせ静かにしないと殺されるからと思っているんじゃねえの?それに日本語できるから、日本政府と交渉しやすいしな」
「今の所、日本に向かっているが領空に入った瞬間に、交渉するか」
という会話を聞いていたが、この会話は内緒話みたいな感じで聞こえないようにしてたらしいが。俺らには丸聞こえだ。1階席では一般がかなり多いので、たまにざわめくが銃を構えると静かになると聞いたな。ただし、隊員はバラバラに分かれているからか、状況が丸分かりだ。ファースト席からエコノミーに移されたそうだが、前後左右に一人ずつに配置されたようだ。一方成田空港の管制塔では、ハイジャックされた飛行機から交信がないので待機だ。
「今のところ何もないですか?斎藤管制官」
「ええ。レーダーでもどこにいるかは不明とされていますが、一真さんの反応があるので分かりますけど」
斎藤管制官と劉零副長がそう会話していると、部下の一人がきた。
「副長、IS学園から織斑千冬率いる教師部隊と専用機持ちが来ていますが。どうしましょうか?部隊の者と専用機持ちは滑走路の隅に配置させていますが」
「千冬さんがここに来たのか。おそらくハイジャックされた飛行機に隊長が乗っていることが知ったからなのか?姉・・・・じゃなくて妹だからなのか、心配なのか。とりあえずIS学園の者達は隅に待機させておいてください。うちの部隊と一緒に。千冬さんはこちらに案内を」
「はっ。了解しました」
と言ってから部下である玄信と繁留は、それぞれのことでやった。教師部隊と専用機持ちは真夜と深夜がいる部隊のところに行かせて、千冬さんと山田教師がこちらにいる管制室に来た。そのときは響子が案内をしてきたようだけど。
「失礼します。織斑教諭と山田教諭を連れてきました」
「ご苦労様です。響子は部隊に戻り、教師部隊と専用機持ちの監視をお願いします」
「了解しました」
と言ってから響子は、この部屋から出て先ほどの二人は管制室で待機していた。
「お久しぶりです。織斑教諭」
「久しぶりだ。で、状況はどうなっている?」
「現在交信拒絶をしていますので、こちらから呼びかけても反応はありません。身代金と日本政府による通達があったそのあ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ