第4巻前編
土産×ドイツ軍×男性差別再び
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を全て削除して爆破したんだよね、その研究所」
「ああ、だが他にも違法性のある物がないか検索するといっぱい出てきたのさ。だからなのか、たまにドイツ軍の上の連中が国連軍の上と揉めてると聞いた」
それ聞いたことありますねとか言ってきた者もいたが、まあ本当のことだけどな。さてと列車は発進してから結構経ってから、やっと到着したドイツのとある駅。俺達は改札を出たらラウラが軍服を着ていたのですぐに発見できた。
「ラウラ待たせたな」
「いえ、早速ですが車で我々の基地へ参りましょう」
と言って用意された車に乗り込む俺たち。軍用の車だったけど、まあいいかと思ってしばらく乗ってると基地が見えてきた。基地内に入ってから車はドイツのIS配備特殊部隊。通称「黒ウサギ隊」がいるところまで行き、降りてからラウラの案内のもと客間に向かった。今は夕方かと思いながら歩くと客間に通された。俺は一人部屋で、セシリア達は各二人部屋だった。荷物をおいてから、俺達はこの基地の司令に会いに行った。きっと嫌味でも言われるのかなと思ったが違ったようだ。あの事件以降、汚職や違法な実験とかを全て排除してくれたおかげで国連軍には感謝すると言われたのでな。
「いやー、あの司令はいい方だな。上で揉めてると聞いたんだがな」
「よかったですわね。ところでラウラさんのところではどうなっていますの?」
「どうなっているというとあれか?女尊男卑か。ドイツ軍でも男性差別はある方だと聞いている。我々はIS配備特殊部隊だから全員女性だが、男性差別まではしていないぞ。ここの食堂がいい例えだな」
「ラウラ、もしかして食堂の時間が男女分かれているとか?」
「なぜ知っているんだシャルロット?」
「それはだな、イギリス軍でもそうだったんだよ。あの時は大騒ぎしたな」
「あの時のコンサート事件でもそうだったけど、意外に他の軍では男性差別は激しいようだよ。フランス軍には行ってないけどたぶん同じかなって」
俺はそうだなと思い、客室にある俺の部屋に行った。少し暇だったから、ケータイやノーパソを出して見てたらメールが入っていた。ケータイからは、千冬だった。今どこだ?という内容だったから、今はドイツだと打ったあとに数日で日本に帰ると打って送信しといた。ノーパソからは主に国連軍からだった。イギリス軍でのお咎めについてで、精神的苦痛で慰謝料が送ってきたそうだ。あとコンサート事件での慰謝料も。とりあえずその金は、俺の口座に入れておいてくれと打ってから送信したけど。
「隊長、そろそろ夕食の時間だそうですよ」
外から聞こえた声で、ケータイとノーパソを空間に入れてから、ドアを開けると全員揃っていた。で、食堂に行くと案の定、男性はいなかった。女性しかいなかったから、なぜかと聞いたらイギ
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