第3巻
福音戦
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箒は、一気に上空300メートルまで上昇してから進んだ。
「暫時衛星リンク確立・・・・情報照合完了。目標の現在位置を確認。このまま行く」
そう言ってますますスピードを上げる箒の紅椿。ターゲットを確認して、左右の刀である雨月と空裂を出す。
「はああああああああああああ!」
刀が福音に触れる瞬間、最高速度のままかわした。
「敵機確認。迎撃モードへ移行。《銀の鐘》稼働開始」
オープン・チャネルから聞こえてきたのは、機械音だったがこちらの攻撃をかわす。高出力の多方向推進装置というのは、他にも存在するがここまで精密とは思ってもいなかった箒。一気に近距離にして斬りかかるが、ひらりひらりと紙一重でかわす。そして翼から光の弾丸が撃ちだして、紅椿に当たる。弾丸は高密度に圧縮したエネルギーで、当たった瞬間に爆発する。つまり爆発するエネルギー弾丸。
「問題は連射速度だな、これさえかわせば何とも思えないが」
「箒、待たせたわね。今度はこっちの番よ」
「行け、山嵐!」
最大48発の独立稼動型誘導ミサイルを撃った簪だったが、全て撃ち落とされる。そして鈴の衝撃砲に後方からは、ラウラからのレールカノンが撃ってくる。ひらりとかわすが、たまに当たる遠距離攻撃にラウラの方に行くがそうはさせない箒だった。展開装甲で加速してから、福音を抜いてから真正面で刀での攻撃。当たったがその直後からの弾丸が来るが何とかかわす。かわした直後に簪の超振動薙刀での攻撃だが、弾丸が来た事で緊急回避。
一方俺達は箒らの戦いを見てた、正直あれくらいはかわせるだろうというのに当たるとか。そのとき通信が来たが、内容は密漁船が来てるらしい。本来なら見過ごせないが、わざと泳がせていた。さて、箒達はどんな反応をするか楽しみだな。ちなみに俺達は、空中にいるがミラージュコロイド付きのステルスモードにしてるから見つからないと思うし。
箒は近接で福音を斬ろうと近づくが、弾丸があって近づけないため、ラウラの砲撃と鈴の衝撃砲で隙を狙って反撃をした。そのとき、ラウラから通信が来た。
『皆、近くに船がいる。おそらく密漁船だろう。戦闘を継続させるにはここから離れさせた方がいいぞ』
「何を言っている、犯罪者などに構ってられるか!」
「箒!あんた何言ってるか分かってるの?いくら犯罪者であろうとも、この戦闘には巻き込ませたくないのよ。織斑先生もそう思ってるはず」
言い争ってると、福音が攻撃してきたので箒に直撃した。がすぐに福音に近づいては、攻撃をしようとしたら刀が消えた。具現維持限界、つまりエネルギー切れだ。
『作戦失敗だ、全機は撤退せよ』
箒は福音に近づいたため、砲撃が直撃し墜落した。エネルギー切れのISアーマーは恐ろしくもろい。絶対防御分のエ
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