第3巻
臨海学校二日目
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る千冬だが、関係ない。こっちはこっちでやるさ。
「ところで箒は専用機持ちじゃないでしょ」
「それはだな」
「ちーちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」
ずどどどど・・・・!と砂煙を上げながら人影が走ってくる。あれは、昨日会った束だな。
「やあやあ!会いたかったよ、ちーちゃん!さあ、ハグハグしよう!・・・・ぶへっ」
飛びかかってきた束は見事に千冬のアイアンクローにはまった束。
「うるさいぞ、束」
「ぐぬぬぬぬ・・・相変わらず容赦のないアイアンクローだねっ」
そしてその拘束から抜け出す束。俺だったら絶対逃がさないけどね。よっ、と着地した束は今度は箒の方に向く。
「やあ!」
「・・・・どうも」
「えへへ、久しぶりだね。こうして会うのは何年ぶりかなぁ。おっきくなったよね、箒ちゃん。特におっぱいが」
がんっ!
「殴りますよ」
「な、殴ってから言ったぁ・・・・ねえどう思ういっくん」
「なんだ、またやりたいのか?また今度な」
と俺と束以外は何の事だろう思ってたに違いない。
「おい束。自己紹介くらいしろ」
「えーめんどくさいなぁ。私が天才の束だよ、はろー。終わり」
「俺が改めて紹介させるとISを開発した篠ノ之束だ、それであれはあるのか?」
「もっちろん、それは既に準備済みだよ。さあ、大空をご覧あれ!」
真上を見た、その指図を見て全員上を見た。激しい衝撃で降ってきたのは、金属の塊が落下してきた。銀色をした物は、一瞬にして消えて中の物がでてきた。
「じゃじゃーん!これぞ箒ちゃん専用機こと『紅椿』!全スペックが現行ISを上回る束さんお手製ISだよ!」
真紅の装甲に身を包んだその機体は、束の言葉に応えるかのように動作アームによって外へ出てくる。あと現行ISを上回るとか言ったが、上回るはこちらの方だ。俺のIS黒鐵は全スペック最強になってるからな。
「さあ!箒ちゃん、今からフィッティングとパーソナライズを始めようか。ついでにいっくんも手伝ってよ」
「はいはい、ちゃっちゃっとやっちまうか」
ぴ、とリモコンのボタンを押す束。刹那、紅椿の装甲が割れて、操縦者を受け入れる状態に移る。
パソコンをケーブルにさしてからのタイピング。同じく束もコンソール開いて空中投影のキーボード打った。
「箒ちゃんのデータはある程度先行して入れてあるから、あとは最新データに更新するだけだね」
と言いながらもやっているが、俺は主に箒のデータを紅椿に入れてる。俺と束の作業を見ていた専用機持ちは、とんでもない速さだから驚いていた。
「近接格闘を基礎に万能型に調整してあるから、すぐに馴染むと思うよ。あとは自動支援装備もつけておいたからね!お姉ち
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