第3巻
臨海学校初日(昼と夜)
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にラウラは、さっきから何度も何度もまばたきをして、目の前の光景が信じられないかのようだった。
「おかしな顔をするなよ。私だって人間だ。酒くらいは飲むさ。それとも、私は作業オイルを飲む物体に見えるか?」
「い、いえ、そういうわけでは・・・・」
「ないのですけど、今は仕事中なんじゃ?」
「堅い事を言うな。それに、口止め料はもう払ったぞ。それより緊張するな、オルコットとデュノアを見習ったらどうだ」
そう言ってニヤリとする千冬は、三人の手元を見た。そこでやっと女子三人は飲み物の意味に気付いた。セシリアとシャルは、知っていたかのように緊張せずに飲んでいた。一夏も授業が終わったら酒を飲むところをしばしば見てるからだ。
「さて、前座はこのくらいでいいだろう。そろそろ肝心の話をするか」
二本目のビールを持ち、景気のいい音を立てて続けて言った。
「お前ら三人は、あいつのどこがいいんだ?」
あいつとは一夏のことだろう。
「わ、私は、前より強くなっていたので目標にと」
「あたしは腐れ縁だし」
「つ、強いところでしょうか」
「ふむそうか。ではそう一夏に伝えよう」
しれっとそんなことをいう千冬に、三人はぎょっとしてから一斉に言った。
「「「言わなくていいです!」」」
その様子を笑いながら、ビールを飲み続けるが。
「オルコットとデュノアはどうなんだ?あいつの部下でもあるんだろ」
「たしかに恋心はありますが、今は友人や上司として見ているだけですし、その0・・・・」
「一夏は昔助けられたこともあるけど今は・・・・」
「「一夏には妻がいるから」」
爆弾発言がセシリアとシャルの口から出た直後吹いた千冬。そしてぽかーんとした直後叫ぶ三人とも。
「ごほごほ、オルコットとデュノア、今なんて言った?」
「だから、一夏さんには妻がおりますの」
「それに息子さんもいるって言ってたしね」
「あいつに妻ができただと!?束か」
「いえ、別の人です。歳は一夏と同い年の人です」
箒と鈴は本当だったのか落ち込んだ、ラウラに関してはポカーンとしていた。千冬は、そんな事聞いていないと言ってたがセシリアは本当のことだと何度も言った。写真とかはないのかと聞かれたら一夏が、持っていると言っていた。そのあと、セシリアとシャルはオーナー室に行った。もう用はないと思ったので。俺は、セシリアとシャルにマッサージしたあとに部屋についてる温泉に入ってから寝たのだった。
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