暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒衣の創造神〜
第3巻
臨海学校初日(昼と夜)
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何か想像をしていた。

「まあいいか、一夏。ちょいとこの五人と話がしたいから席を外してくれないか?」

「ん?ああいいぜ。女だけの会話でもするんだろう、セシリアとシャルは話し終わったら俺の部屋に来い。じゃあな」

と言い残して俺は行ったけどな。一方部屋にいる女子五人は、黙っていたが。

「ところで織斑先生、私達に何か聞きたい事でもあるのでは?」

「ん?ああそうだったな。オルコットとデュノアは分かっているらしいが、そこの三人。葬式か通夜か?いつものバカ騒ぎはどうした」

「あ、いえ。その」

「教官と話すのは、久しぶりなので」

「ど、どう話していいかわからなくて」

「全くしょうがないな、私が飲み物を奢ってやろう。篠ノ之何がいい?」

いきなり名前を呼ばれて、箒はびくっと肩をすくませる。言葉がすぐに出てこずに、困ってしまった。そうこうしていると千冬は旅館の備え付けの冷蔵庫を開け、中から清涼飲料水を五人分取り出していく。

「ほれ。ラムネとオレンジとスポーツドリンクにコーヒー、紅茶だ。それぞれ他のがいいやつは各人で交換しろ」

そう言われたが、交換会はしなかった。全員が満足であったためである。

「「「い、いただきます」」」

「「いただきます、織斑先生」」

三人は箒、鈴、ラウラで、二人はセシリアとシャル。飲み物を口にする、女子の喉がごくりと動いたのを見て、千冬はニヤリと笑った。

「飲んだな?」

「は、はい?」

「そ、そりゃ、飲みましたけど」

「な、何か入ってたのでは?」

「失礼な事を言うなバカめ。何、ちょっとした口封じだ」

そう言って千冬が冷蔵庫から取り出したのは、星のマークが入っていた缶ビールだった。とそこに空間が歪み、何かと思えば神姫であるアンとアイネスが何やら食器を持ったまま飛んでいた。

「千冬さん、これマスターからのお酒のつまみです。マスター、それを飲むことを予想してたみたいなんで」

「ごくろう、アンにアイネス。お、これは私の大好物のではないか。一夏にお礼言っといてくれ」

「はい、それでは〜」

「はいです。あとセシリアさん達も出来るだけお早く来てくださいね」

と空間が歪んでると思ったら神姫が消えた。そしたら歪みが無くなっていた。つまみが乗った皿を畳のところに置いてから、缶ビールを開けた。プシュッ!と景気のいい音を立てて飛沫と泡が飛び出す。それを唇で受け取って、そのまま千冬はゴクゴクと喉を鳴らした。三人が唖然してる中で、千冬は一夏からのつまみを食いながらまた飲んだ。いつもの規則と規律に正しく、全面警戒態勢の『織斑先生』と目の前の人物とが一致せず、三人はぽかんとしていた。二人はまるで一夏だと思って配られた飲み物を飲んでいた、特
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