第3巻
臨海学校初日(昼と夜)
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う少し加減をしてくれ』
『はいはい。じゃあここは・・・・と』
『くあっ!そ、そこは・・・・・やめっ、つぅっ!!』
『すぐによくなるさ、だいぶ溜まってたようだし』
『あぁぁぁっ!』
盗み聞きをしていた箒と鈴は引きつっていた。
「こ、これは一夏め。何をしているのだ」
鈴とラウラは沈んだ顔をしていたが沈黙のまま聞いていた。
『じゃあ次はっと』
『一夏、少し待て』
三人の声が途切れる。あれ?と思いドアにぴったりと耳を寄せた三人。
『バンッ!!』
「「「へぶっ!!」」」
思いっきり、ドアに殴られた。打撃の刹那、反射的に漏れた声は十代女子にあるまじき響きをしていた。
「何をしているか、馬鹿者どもが」
「は、はは・・・・」
「こ、こんばんは、織斑先生・・・・」
「さ・・・・さようなら、織斑先生っ!!」
脱兎のごとく逃走開始・・・が、すぐに捕まった。箒と鈴が首根っこを取られたからだ。ラウラは浴衣の裾を踏まれて終了。
「盗み聞きとは感心しないが、ちょうどいい。入っていけ」
「「「えっ?」」」
予想外の言葉に目を丸くする二人。
「ああ、そうだ。他の二人『セシリアとシャルはまもなく来るよ、呼んどいた』そうか、では待つ間は篠ノ之。布団の上にうつぶせになれ」
「は、はいっ!」
首根っこを開放された箒と鈴。ラウラは浴衣が着崩れたのか直してた。箒は、布団の上にうつぶせになる、もしかしてさっきやってたことをやるのかと思いなあがらうつぶせになる。
「さて、始めるぞ」
「な、何をするのだ。一夏」
「何って決まってるだろう。おいしょっと」
ギュウウウウぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜ッ。
「!?いたたた、いたっ!い、一夏何をしているのだ!」
「何ってマッサージだよ、さっき千冬にやっていたと同じことだが」
と俺は親指に力を込めてやっていたが、痛がっていたのでゆるめにした。腰はひどくないが、背中だな。そこを重点的にやるか。
「く、くぁ〜、き、気持ちよすぎる〜!」
聞こえなーい、聞こえなーい。と背中をやっていたらノック音が聞こえたからやめた。
「入れ」
「「失礼します、織斑先生」」
「一夏、マッサージはもういいだろう。ほれ、全員好きなところに座れ」
ちょいちょいと手招きされて、二人は堂々と部屋に入る。ちなみに箒は布団から降りて座った。
「ふう、久々にやったよ。マッサージ」
「相変わらず手を抜かないところだけは、昔から変わらんな」
で楽しそうに会話してる俺と千冬を見て、箒と鈴とラウラはやっと状況を飲み込む。さっきの千冬の声はマッサージの事だったからだ、箒も鈴もラウラも顔を赤くして
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