第2巻
対戦のあと×風呂
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こは奇妙な部屋であった。部屋のいたるところには機械の備品がちりばめられ、ケーブルがさながら樹海のように広がっている。部屋にいるのはISを開発した張本人である、篠ノ之束だった。束はIS学園でやっていた映像を見ていた、そこには妹の箒と弟のように可愛がっていて織斑一夏の姿が。しかし、昔と違いなぜか束より歳が1個か2個下になってしまった。なぜだろうといろいろ調べたがわからずにいた。そこでIS学園でやっていたトーナメントで愛しの一夏のISを見たときは興味津々だった。
「おー、おー、これがいっくんのISかぁ。見たことないなー」
そして始まって10分で箒をリタイアにまで追い込んだあのIS。超調べたいと思った束であった。そのあとからは、ジャミングによって映像は見れなかったが最後だけ見れたのはいっくんのISが大きくなったことだった。そこで映像は切れたが、束さんは興味津々だった。時間が結構経ったときに電話が鳴った、しかもこの音はゴッド・ファーザのテーマだった。
「こ、この着信音はぁ!トウッ!」
大ジャンプ。もとい、携帯電話にダイブする。そしてすぐさま携帯電話を耳に当てる。
「も、もすもす?終日?」
「・・・・・・・・・・」
ぶつっ。切れた。二重の意味で。
「わー、待って待って!」
束の願いが通じたのかはたまた神様のいたずらか、携帯電話は再度鳴り響いた。
「はーい、みんなのアイドル・篠ノ之束ここに、待って待ってぇっ!ちーちゃん!」
「その名で呼ぶな」
「おっけぃ、ちーちゃん!」
「・・・・はぁ。まあいい。今日は聞きたいことがある」
「何かしらん?」
「お前は今回の件に一枚噛んでるのか?」
「今回、今回、はて?」
束は首をかしげる。とぼけてるのではなくわからない。
「VTシステムだ」
「ああ、あれ?うふふ、ちーちゃん。あんな不細工なシロモノ、この私が作ると思うかな?私は完璧にして十全な篠ノ之束だよ?すなわち、作るものも完璧において十全でなければ意味がない」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「ていうか忘れてたけど、つい前に国連軍の人たちが研究所を爆破したそうだよ。データも削除されてた死亡者ゼロだったよ」
「そうか。では、邪魔したな。あと解析してほしいISがあるんだが」
「何かな?もしかしていっくんのISかな。あのとき白騎士を装着したちーちゃんの前に出てきたのがいっくんだったなんて驚きだよ」
「解析は後程で構わない。では、またな」
ぶつっと切れる。今度はもうかかってこない。
さっそくいっくんのISを調べようにも調べられなかった。そのあと、ずっと動画を見てたら着信音が鳴った。それに反応して再び携帯電話に耳を当てる。
「やあやあ
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