第6話 二人の鬼、新たな生活を送る
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「しもたーっ!ついいつものクセでワザと「ほう?青髪、お前今までワザと答えを間違えて書いてたのか?」……スイマセン………」
「ふ、ふこ「お前のそれは不幸じゃなくてただの勉強不足だ」…ハイ……」
二人の言葉も土方の正論で一刀両断し遠慮なく沈める様はかなり迫力があった
「土方先生っ私は明日の授業の準備があるので上条ちゃんと青髪ちゃんをよろしくお願いしますね。お疲れ様でーす」
「はい。小萌先生もお疲れ様です」
「それじゃぁ上条ちゃんと青髪ちゃん、居残り頑張って下さいね」
「ちょっ小萌先生!」
「んな殺生な!!」
上条と青髪は絶望に満ちた顔で手を伸ばすが土方の声で妨げられる
「よし!それじゃあ上条!青髪!今やるテストを全問正解できない限り居残りは終わらん!今までゆったりして来たおかげで今のお前らの成績はヒドイからな」
「ふ、ふこう「何度も言うが上条、それは不幸じゃなくて唯の勉強不足だから不幸じゃないぞ」……はい」
こうして本来なら30分程度で終わる居残り授業も土方から感じる迫力に上条も青髪も頭が働かず間違いの連続で結局終わったのは日もすっかり沈んだ夜だった。
千鶴も土方も今のこの何気ない平和な日常を噛み締めていた。幕末の頃では味わえなかったこの瞬間がどれ程貴重なものなのか…
平和な時代に生まれた彼らは分からないかもしれない。それでも土方も千鶴も先に散った仲間達の分も生きる事を決めた。この先どれ程の困難が来たとしても絶対に乗り越える…っ!
平和な街並みを眺めながら土方は拳を強く握り締めてそう誓った
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