第6話 二人の鬼、新たな生活を送る
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時期に副担任が来るなんて何故?と誰もが思っているが小萌はそのまま続けた
「それでは土方先生どうぞー」
再び教室のドアが開き、生徒全員が注目する。入ってくるのはスーツ姿のイケメンだった
「今日からここの副担任兼、世界史担当になった土方歳三だ」
「「「「「「「「「「…………………………………………」」」」」」」」」」
ほんの僅かな静寂が続いた次の瞬間
「「「「「「「「「「きゃぁぁぁぁああああああああああああああっ!!!」」」」」」」」」」
女子たちの黄色い悲鳴が響いた
「ちょっ!何あのイケメン!?」
「男なのにあんな綺麗な髪と肌初めて見た!!」
「てかあの先生本当に男!?なんか乙女ゲームに出る様なイケメンなんだけど!!」
「土方歳三ってまさか新選組の子孫!?」
「いや幾らなんでも先祖の名前付ける?普通」
と、今度は女子たちがハイテンションになっているが、土方がパンパンと手を叩き生徒達を落ち着かせた
「静かにしろ!俺の名前はただ単に同姓同名なだけだ。確かに新選組に所縁はあるがそれだけだ。いいか!小萌先生から聞いたがここの男子はわざと赤点を取って追試を取るという、ふざけた生徒が居るらしいな」
土方の言葉を聞いた生徒は全員青髪、土御門、上条の3人に視線を送った
「俺が此処の副担任になった以上、そんなふざけたマネは許さん。よって、もし赤点を取るやつが居るなら次の追試は俺が担当する。文句は聞かん」
それを聞いた生徒たち(特に青髪は)顔を真っ青にした
「う、嘘やぁーっ!小萌先生との楽しい時間がなくなるなんて悪夢やぁぁぁああああっ!!」
「あー……青髪、ドンマイ…」
「言っとくが俺も鬼じゃない。わからない所があったら遠慮なく言え。俺がちゃんと教えてやる」
「「「「「「「「「「おおっ……………!」」」」」」」」」」
話を聞いた生徒たちは『あ、いい先生だ』と心の中で呟いた
「だがワザと赤点取るなんてふざけた事をした奴は俺が許さん。それだけは覚えておけ」
そう言いながら土方は力強く握り拳を生徒を見せ、何故か土方の背後には青白い炎を纏う鬼の幻影が見えた。
それを見た瞬間生徒たちは心の中で叫んだ
−−−やっぱこの先生めちゃくちゃ恐ぇぇぇぇぇっ!!−−−
そんな土方の挨拶は生徒たちの肝を冷やす形で終わった。小萌の授業が始まり、上条達は何とかこの一日を過ごした。そして上条達は“絶対赤点を取ってたまるか”と心の中で誓いを立てた。しかし上条だけはそうはいかなかった・・・・・・
翌日・・・
「よーし。それじゃあ抜き打ちテストを返すぞ」
土方からの突然の抜き打ちテスト。結果は・・・
上条当麻、青髪ピアス……居残り
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