第6話 二人の鬼、新たな生活を送る
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
コイツばっかり……!!」
「おのれ上条ぉ!…赦すまじ……!!」
「上条君………私、本気だったのに……」
「よくもアタシの純情を弄んでくれたわね!!」
と上条に嫉妬する者、上条に好意を抱いていた者……色々いるみたいだが、クラス全員が上条の敵になった……っ!!
「ちょっと待て!お前らなんでそんなに殺気立ってるんだよ!?そもそもフラグってなんの話だ!そ、そりゃあ上条さんは確かに甘酸っぱい出会いを夢想したりなんかしたりってことも……まあなくはないけど、そんな都合のいいフラグなんて立てた覚えもないぞ!?」
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
「ん? どした皆?」
「「「「「「「「「「ちったあ自覚しろこのボケナスがー!!!」」」」」」」」」」
「ギャー! 何故にーーー!」
とまぁ、こんな返事を出した故にクラスから袋叩きを受ける上条。そしてコレもまたこのクラスの日常の一部になっていた。………と、そんな馬鹿騒ぎが起きてからしばらくして
「はいはーい。皆さん席についてくださーい!」
教室に入ってきたのは見た目は幼女、中身は意外と大人の女性、名は月詠小萌。上条たちの担任で上条の能力を知る数少ない人物の一人だ。生徒を一人一人大切にする先生の鑑というべき立派な人物であるのだが、見た目が幼女のためか説教する姿には全く説得力が無い場合もしばしば……
「何やら失礼な事を言われた気がしますが放っておきますね。それではHRを始めますがその前に転校生を紹介しますね。雪村ちゃんどうぞー」
「し、失礼します」
ガラガラと教室のドアを開ける音が響き、入って来たのは確かに上条が知る雪村千鶴。だが上条が会ったときの千鶴は髪をポニーテールにしていたが、今目の前にいる彼女は髪を下ろし、長い髪を肩に乗せ、それを可愛いリボンで結んでいる。そして上条たちの学校の制服姿は教室の男共の心を一つにした。
−−−何あの可愛い生き物!?−−−
そして彼女はほんわかとしたカワイイ声で挨拶をする
「始めまして。函館からこちらに転校して来た雪村千鶴です。よろしくお願いします」
彼女の挨拶を聞いた男女はそれぞれの反応を見せた
「ちょ、何あの子!?」
「マジ可愛い!」
「大和撫子!?」
「いや!あれは天使だ!!」
「それは流石に言いすぎじゃぁ……」
「馬鹿野郎!!じゃぁお前はあんな可憐で文句なしの可愛い女の子を他に見たことあるのか!?」
「い、いや……」
「今時あんな子がいるなんて!」
「おれ……………この学校の生徒でホントによかった……………………………(涙)」
「………私も同じ転校生だったのにこの反応の差……このちが「うぉおおおおおおお!!マジか
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ