第2巻
IS改造×実習
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立ち去ろうとしたが、ここで客が現れた。
「ねえ、ちょっとアレ・・・」
「ウソっ、ドイツの第三世代型だ」
「まだ本国でのトライヤル段階だって聞いたけど・・・・」
急にアリーナが騒ぎ出した、箒や鈴もだけど。セシリアとシャルは冷静に見ていた。ISは解除している。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
そこにいたのはもう一人の転校生、ドイツ代表候補生ラウラ・ボーデヴィッヒだった。転校初日以来、誰とも話そうとしていないし、シャルから聞いたが部屋でも無言のままらしい。
「おい」
ISのオープン・チャンネルで声が飛んでくる、俺はISを装備してないが通信とかは左耳についていて、ISからの通信でも聞こえるようにしてある。ちなみに千冬は、ボーデヴィッヒのことを見ていた。どうやら様子見だそうだ。
「俺に何か用か?」
「貴様も専用機持ちだそうだな。ならば話が早い。私と戦え」
何だこいつ?と思いながらビットをステルスにして飛ばしてボーデヴィッヒの周りを囲んだ。
「理由もなく戦うほど俺はバカじゃないんでね、それに戦う理由はない」
「貴様にはなくても私にはある」
まあそうだろうな、ドイツ、千冬と関係するのは俺が誘拐されたことだろう。第二回IS世界大会『モンドグロッソ』の決勝戦のときに誘拐されたことだ。目的は千冬の二連覇を止めたかったのであろうな、真っ暗のなかでしばらくすると軍隊がやってきたと同時に俺は黒鐵を装備し、誘拐犯を全て無力化した。千冬が来たから黒鐵を解いてから抱き合ったが、そして千冬は一年間ドイツで教官をやり、俺は国連軍ブラック・シャーク隊に配属された。千冬は現役を引退し、IS学園の教師をやっていて、俺はずっとブラック・シャーク隊の隊長としてやっていた。
「貴様がいなければ教官が大会二連覇の偉業を成し得ただろう事は容易に想像できる。だから私は貴様を、貴様の存在を認めない!」
「おいおい、お前言ってる事分かって言ってるのか?お前の教官はここにいるし、今言った事は千冬が俺を大切だと思っての事だ。それがわからなければただのバカだな」
「な、なんだと!貴様!」
とボーデヴィッヒは俺に向かってレールカノンを放とうとしたが遅い。ステルスを解除させてビットでの攻撃をした。ここにいる生徒たちも千冬も、何が起きたか分からなかったが、ボーデヴィッヒは突然の攻撃で見まわしたら俺のビットに包囲されていたのを今気づいた。
「やめておけ、俺に攻撃するなんて、お前本当に軍人か?生身の人間に攻撃するなんて馬鹿だなお前は」
「な、なんだと!貴様、私を侮辱するのか!?」
「侮辱はお前だろう、この馬鹿者が」
いつの間にボーデヴィッヒの後ろに立ち、IS専用武器のハリセンを思いっきり振り下ろし
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