第2巻
昼食
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「では午前の実習はここまでだ。午後は今日使った訓練機の整備を行うので、各人格納庫で班別に集合すること。専用機持ちは訓練機と自機の両方を見るように。では解散」
時間はまあまあだったが、なんとか全員の起動と歩行を終わらせた。ちなみに俺たちが使った訓練機は、俺の念力で運ばせた。こちらは楽だが、他の班は重いとか言いながらも運んでいたな。で昼休み、俺たちは屋上にいた。元々セシリアとシャルロットを誘って飯食おうとしてたからだ。ちなみに俺は売店で買おうと思ったがセシリアが昼食を作ってくれたので、俺は手ぶらだ。シャルは買ってきたものだったけど。それより箒はいいとしてなぜか鈴もいた。
「どういうことだ?」
「何がだ、さっき言った通り先客がいたのさ。それに皆と食べたほうがいいだろう」
高校の屋上は普通入れないのだが、ここは入れるようだ。美しく配置された花壇には季節の花々が咲き誇り、欧州を思わせる石畳が落ち着いている。それぞれ円テーブルには椅子が用意されていて、晴れた日の昼休みとなると女子たちで賑わうだろう。ちなみに今日は俺たち以外誰もいない、貸切状態という感じだ。
「さっさと飯食っちゃおうぜ。セシリア、今日は何だ?」
「はい、今日はサンドイッチを作ってみました」
ちなみに原作では料理はからっきしダメだが、ここでは違う。記憶共有者になってからは、6の外史から料理を教えたらうまくなったからだ。今ではちゃんと味見するし変な調味料入れないしな。
「むむむ、一夏。私も作ってきたんだからね」
「ん?おおー、酢豚じゃねえか」
「今朝作ったのよ。アンタ前に食べたいって言ってたでしょう」
俺はサンドイッチを食ってから、酢豚を食った。
うむ、うまいな。
「そういえばさっき言えなかったが、シャル久しぶりだな。元気してたか?」
「うん、元気にしてたよ。セシリアともメールでいろいろとしてたからね」
俺の隣に言うシャルは、ここに来る前からの知り合いだ。そういえば、実習のときにいくらでも握手してやると言ったからなのか、ここに来るまで握手合戦だったな。あとお姫様抱っこだったか、ここに来る前に教室で数名やったが、抱っこされた女子は皆顔が赤くなっていたな。数名やったあと屋上に行こうと思ったんだが、女子力の噂が早くて握手&抱っこされたという情報をもとに俺のところにやってきたから。だから屋上に着いたのは俺が最後だったって感じだな、あと俺と箒以外は代表候補生だからお互いの情報交換できるだろう。ちなみに俺は代表候補生ではない、が軍属なので所属的には国家代表辺りだが、そのあたりは俺が拒否したからだ。
「ところでアンタはいつからISの勉強してたのよ」
「そうだな、俺がISに乗れたからかな。そのあとタウンページ並みの分厚さの本を
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