第2巻
転校生×起動から歩行そしてお姫様抱っこ
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の顔に何かついてるか?」
「い、いや。なんでもない」
顔をそむけて言った。それに抱えている腕がたくましいなと思ったのは私だけであろうか。直接肌で感じられるような体温で、ISならともかく生身で浮いてる自体がおかしいのだが、密着してるから余計どきどきする自分があった。
「箒」
「な、なんだ!?」
「何だじゃない、コックピット席に着いたから早くしてくれ。あとが詰まる」
私は一夏から離れて打鉄に乗り込む。
「よし、大丈夫そうだな。起動と歩行をやってみせろ、解除するときはしゃがんでやれ。やらなかったらハリセン一発な」
「わ、わかった。そ、それより一夏。今日の昼は予定はあるのか?」
「特にないが、セシリアとシャルロットと一緒に飯を食うのだがそれでもいいか?」
「い、一緒にか。そ、それでいいぞ」
そんな会話をして起動させてそのまま歩行させる。ふむ、剣道のおかげか、無駄な動きがないな。
「よし、じゃあしゃがんで降りろ」
箒はしゃがんで降りようとしたが、様子がおかしい。何だと思ったら次の子の視線が箒に向けている。
「箒がしゃがんでやれば、あとでいくらでもお姫様抱っこしていいからその視線はよせ」
と俺が言ったら箒はしゃがんで解除させた。次の子からはちゃんと起動させて歩行をしてしゃがんで解除の繰り返し。一番早かったのは、なぜかラウラの班だった。なぜかというと千冬がラウラの代わりにやっていたからだった。
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