第2巻
転校生×起動から歩行そしてお姫様抱っこ
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が、いつも通りにしていた。生徒に負けるのが悔しかったんだろうな。
「じゃあ、皆はどれがいい?」
「うーん、じゃあ打鉄で」
「わかった、打鉄な」
と打鉄を念力で持ち上げてここまで運んだ。同じ班の女子たちもだが、他の班の者たちもこちらを見ていた。打鉄を置いてと、そしたらオープン・チャンネルで山田先生から連絡してきた。
『各班長は訓練機の装着を手伝ってあげてください。全員にやってもらうので、設定でフィッティングとパーソナライズは切ってあります。とりあえず午前中は動かすところまでやってくださいね』
「それでは出席番号順に並べ、ISの装着と起動、そのあと歩行をやる。一番目は誰だ?」
「はいはいはーいっ!」
元気に返事をしてきた。ちなみに片手をあげてぴょんぴょんと跳ねている。
「出席番号一番!相川清香!ハンドボール部!趣味はスポーツ観戦とジョギングだよ!」
「なぜいまさら自己紹介するんだ?まあ元気はあっていいことだ」
「よろしくお願いしますっ!」
腰を折って深く礼をすると、そのまま右手を差し出してきた。これはなんだ?
「ああっ、ずるい!」
「私も!」
「第一印象から決めてました!」
なぜか他の女子も一列に並び、同じようにお辞儀をして頭を下げたまま右手を差し伸べてきた。
「握手ならあとでやってやるから、今は今やることに集中な」
「はいっ!」
うむ、いい返事だ。俺の部下にも見習ってほしいな。あとラウラの班を見たら相変わらずの無言で立ってるので、相川さんにちょっと待てと言ってラウラの頭にハリセンで叩いた。
パシィィィィイン
「いったああ!何をする!」
「お前が無言のままでどうするんだ馬鹿者、残りの一機である打鉄を運んで来い。そのあとまた来るが、また無言のまま生徒をほったらかしてみろ。今度は織斑先生の鉄槌が降ると思え」
「その通りだ、中々いいこと言うな織斑。ここは任せて自分の班に戻れ」
俺はハリセンを肩にかついで自分の班に戻った。戻ってきたら相川さんはISの外部コンソールを開いてステータスを確認していた。
「悪い悪い、じゃあ相川さん。ISには何回か乗ったことあるよな」
「うん。授業でだけど」
「よし、それならいい。装着して起動してみろ、そしたら歩行をやってみろ」
装着し、起動をして立ち上がった。そして歩行を開始、歩き終えたら次の人になったがここで初歩的なミスをした。立ち上がったまま降りてしまったからだ、いつもは部隊長に任せてたからな。
「あのー、コックピットに届かないんだけど」
「しょうがない、俺が抱っこして乗せるか」
「な、なに?」
「えええ〜っ、超ラッキー!」
ISをしゃがませる
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