第2巻
転校生×起動から歩行そしてお姫様抱っこ
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ので忘れないようにな。忘れたものは代わりに学校指定の水着で訓練を受けてもらう。それもないものは、まあ下着で構わんだろう」
いやよくねえよと思ったのは俺だけか?そういえば学校指定の水着ってスク水だったな、あの絶滅危惧種だといわれて他の学校は廃止になったとか聞くが。あと体操服もブルマだったな、弾が知ったら喜びそうだな。学校指定のISスーツはタンクトップとスパッツをくっつけた感じで、シンプルなのだがなぜ各人スーツを用意するかというと。ISは百人百通りの仕様へと変化するから、早いうちに自分のスタイルというのを確立するのが大事だそうだ。もちろん全員が専用機をもらえる訳ではないが、十代の女子の特権である乙女の感性を優先なのだろうな。女はおしゃれの生き物と確か隊員の誰かが言ってたな。ちなみに専用機持ちの特権、『パーソナライズ』を行うと、IS展開時にスーツも同時に展開される。着替え無しでできるから専用機持ちにとっては楽だとか。着ていた服は一度素粒子にまで分解されてISのデータ領域に格納される、まるで俺が使う量子変換機で着替えるみたいだ。だが、この特権はあくまで緊急時に使われる。エネルギーが消耗するからであって、ISスーツを着てISを展開するのがベターらしい。
「では、山田先生、ホームルームを」
「は、はいっ」
織斑先生が連絡事項を言い終えたのか、山田先生にバトンタッチする。
「ええとですね、今日はなんと転校生を紹介します!しかも二名です!」
「え・・・・」
『ええええええええっ!?』
いきなりの転校生紹介にクラス中が一気にざわつく。今の女子たちは三度の飯より噂好きの十代乙女。
「マスター、もしかして一人は私たちの知ってる者ですかね?」
「たぶん、当たりだな。前の外史もだいたいそうだったし」
とアンと喋っていたらドアが開いた。そこには女子二人がいた、一人は金髪でもう一人は銀髪。
「シャルロット・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、みなさんよろしくお願いします」
転校生の一人であるシャルロットはにこやかな笑顔でそう告げて一礼する。本来だったら男として入ってくるが、シャルロットはセシリアと同じ記憶共有者。それに裏ではブラック・シャークの隊員の一人。もう一人は、軍属だな。銀髪で腰近くまで長いが伸ばしっぱなしっていう印象だ、そして左目に眼帯。医療用じゃなくてガチな眼帯だった。
「・・・・・・・・・・・」
当の本人は挨拶しないまま口を開かずにいたが。
「挨拶をしろ、ラウラ」
「はい、教官」
おいおい、ここは軍隊じゃないんだぞと思うほど敬礼をしていた。
「ここではそう呼ぶな。もう私は教官ではないし、ここではお前も一般生徒だ。私のこと
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