第1巻
クラス対抗戦
[1/6]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
俺とセシリアは今日も指導をするため第三アリーナに来ていた。セシリアの指導もあるが、俺のISである黒鐵で射撃訓練をするためでもある。そしたら予想外の人物が来ていた、箒だった。しかもIS打鉄を装着し展開している。
「なんでお前が打鉄を装着してるんだ?」
「なんでって近接格闘戦を指導してもらうためだ」
いつ約束したんだよ、それは。しかもあっさりと訓練機の使用許可が降りるとはな。俺は、空間からノーパソを出して座り込んだ。セシリアはこの前から命じている通りに訓練をしている。主にビットを動かしながらの攻撃だけど、ビットを増やしたからといってさすが代表候補生であって手足のように操っていた。
「一夏、生身で座り込むな。指導を早く頼む」
「お前誰に向かって命令してんだ。お前なんかたとえISを纏っていようが俺には関係ないんだよ」
俺はノーパソを空間にしまいこんだと思えば、ビームサーベルを持って箒に斬りかかった。ハイパーセンサーでも追いつけないほど動いて、後ろから回し蹴りを放った。
「一夏さん、大丈夫ですか?」
「ああ、まったくこいつときたら。セシリア、近接戦闘をしてみろ。相手は箒で」
セシリアと箒は戦ったが、結果はセシリアの勝ちとなった。そのあと打鉄用の剣を生身で持って、箒と戦った。
「では、今日はここまでにするか」
「そうですわね、箒さんはもうピットに戻りましたし」
『そうそう、セシリア専用機が完成したと言っていたぞ』
『いきなりプライベート・チャンネルで来たと思ったらそうですか。今はどこに?』
『この第三アリーナの地下ドッグにある』
俺はセシリアと会話したあと、セシリアと一緒にピットに行った。箒は反対側だけど、あの口の聞き方が気に入らないので。俺は特に着替えが必要ないので、先に部屋に行った。アイネスは、指導する前に空間を歪ませて先に部屋に戻った。行ったらのほほんさんがいたので、何をしていると聞いたら俺を待っていたらしい。
「おりむー、今日もセッシーに指導してたの?」
「ああ、そうだよ。セシリアにはもっと強くなってほしいなと思ってな」
「今度私にも教えてほしいな」
「頼まれると断る理由はないけどな」
と話してたらドアが開いた。開けた人物は鈴だった。
「どうした、こんな時間に?」
「やはり噂は本当だったようね、布仏さんよね。部屋変わってほしいの」
「お前はバカか。帰れ、お前にはお前の部屋が用意されてるだろう」
「幼馴染なんだしいいじゃない」
と言ってきたので再びアイアンクローで頭を締め付けた。鈴は痛い痛いとほざいていたが、調子をのるガキにはいい薬だ。でドアを開けてから離した、そして閉めた。何が幼馴染だ。しかもそんなわがままが通用す
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ