暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0792話
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主流なのか』
『VFよりも高性能な機体を使用していたというが、それはこちらに売って貰えるのか』
『魔法に関してはこちらの世界の者も使えるとの事だが、具体的にどの程度の練習期間が必要なのか』
『シャドウミラーが希望している資源に関しては、どうしても必要なものなのか』
『L.A.Iと既に交渉を始めているという話を聞くが、それでは公平性に問題があるのでは無いか』
『こちらの世界で失われた文化を提供して貰う事は可能か』

 途端に色々な映像モニタからそんな風に一斉に質問がされる。
 いやまぁ、俺達の存在を認めてくれたというのはありがたいが、いきなりこれはな。
 再び指を鳴らし、会議室の中に幾つもの白炎の塊を作り上げる。
 それと見ると、映像モニタに映し出されていた者達もさすがに黙り込む。

「悪いが、外交交渉に関しては俺じゃ無くてこっちのエザリアと頼む。シャドウミラーの外交担当は彼女だからな」

 その言葉に、俺の隣にいたエザリアが1歩前に踏み出して小さく頭を下げる。

「初めまして、シャドウミラーの外交担当のエザリア・ジュールです。さて、では早速ですが、先程の質問に対する答えを述べさせて貰うと……」

 そう告げ、それぞれの質問をしてきた相手に対して順番に答えていく。この辺の如才なさはさすがだ。

「いや、どうにかこうにか平和に話が進んでいるようで何よりだよ」

 エザリアを横目に、グラス大統領が笑みを浮かべながら近づいてくる。
 今エザリアと話している者達と違って、フロンティア船団は俺達シャドウミラーと一番近しい存在だからな。既に色々と話も進んでいるらしいし、それを思えば向こうのように慌てる必要は無いのだろう。
 だが……

『待ちたまえ。君達シャドウミラーについては、こちらでも幾つかの情報を得ている。何でも、色々な世界での戦いに参加したという話だが、もしかして君達の言う、このマクロス世界でも戦いを巻き起こすつもりかね?』

 当然シャドウミラーの戦力を危険視する者も出てくるのは当然だろう。
 いや、寧ろ遅かったとも言える。
 40代程の中年の男の言葉に、エザリアは笑みを浮かべつつ口を開く。

「勿論そんなつもりはありません。ですが、どうしても我々シャドウミラーがこの世界に存在するのが嫌なのだとしたら、マクロス世界から撤退して金輪際接触しないという選択肢もありますが……そちらをお望みですか?」
『べ、別にそこまでは言っていない。ただ懸念を口にしただけで、曲解はして欲しくない』

 その返しに慌てて弁解の言葉を紡ぐ。
 まぁ、自分の言動が原因で異世界との接触が途切れたとなっては、あの男の政治生命は完全に終わりだからな。マクロス世界で初めて出会った異世界人――プロトデビルンを別としてだが――を、
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