聖杯大戦編
英霊召喚・前半
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に現れた聖痕の事だ」
「これ?」
「そうだ。それは聖杯大戦の参加者である証であり、紅と黒のチームを示す物であり、サーヴァントを従えることができる理由でもある」
「サーヴァントを従えることができる理由?」
「本来英霊は最上級の魔導師でも手に余る存在。そんな存在を君たちでも制御できるようにする3つの絶対命令権こそが令呪だ。君たちは3回までならどんな命令でも従わせられることができる。例えばサーヴァントの強化や命令を強制的に従わせたり、自害させることも可能だ」
「「「「「!?」」」」」
「これこそがサーヴァントが絶対にマスターに従わなければならない理由でもある。サーヴァントは基本的に霊体であるため、依代たるマスターからの魔力供給無しには現界できぬが気に入らぬマスターに牙をむくこともある。しかし、令呪で一言自害を命ずればそれでまでだ。故に令呪は参加権であり切り札であると同時にサーヴァントに対する抑止力でもある。大事に使いたまえ」
「ちょっと待って!?魔力供給が必要ならばなんでアリサちゃんとすずかちゃんにも?」
「マスターの選出は聖杯の意志で行われるため私には何とも言えない。しかし、令呪は外付けのリンカーコアとしても機能するため魔力を持たぬ者でも令呪がある限り疑似的に魔力を生み出すことができるため、サーヴァントの維持には何の支障もない」
「あの・・・」
おずおずと手をあげ、すずかが質問する。
「何か質問でもあるかね?」
「私は参加する気はないのですけど・・・」
「ふむ・・聖痕が出てしまった以上降りると言う選択肢はない」
「そんな・・・・」
「しかし、私は監督権限で脱落したマスターの保護を行っている。聖杯大戦を降りる気ならば、すぐにサーヴァントを召喚して自害を命じたまえ」
「そんなことできるわけないじゃないですか!!」
「それが無理ならば、君に残された選択肢は戦う以外にない。監督権限で部外者による妨害は一切認めないのでそのつもりでいたまえ」
その言葉に顔を青くする一同。
「さて一通り説明は終わったのでこれで失礼する。この町の八束神社の奥の森の中に脱落マスターの保護用の協会があるのでサーヴァントを失ったマスターは遠慮なく訪れるといい令呪が紅色の君たちは紅陣営のマスターとして存分に黒陣営のマスターたちと闘いたまえ」
そして、言峰は掻き消えるように姿をくらました。
同時刻。
クロノは執務室でなのはたちが出会っていた人物と同じ人物に同じ説明を聞いていた。
「今回の聖杯大戦は海鳴市で行われる。君もサーヴァントを召喚し次第すぐに訪れるといい」
そういって言峰は姿を消した。
「聖杯大戦・・・・・またやっかいな儀式に巻き込まれたな・・・」
『聖杯』と言う、地球独自の技術の魔法儀
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