聖杯大戦編
英霊召喚・前半
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より!!どうしてはやてにしか教えられな・・・・・いづっ!?」
「「いたっ!?」」
「キャッ!?」
アリサが言峰に食って掛かろうとしたが、突如手の甲を襲った痛みに中断される。
そして同じ現象がなのは、フェイト、すずかにも起こっていた。
4人の手の甲にははやてと同じ紅い痣が出現していた。
「ほう?どうやら君たちにも聖痕が現れたようであるな・・・部外者に教えるわけにはいかないがマスター候補であるなら話は別。よかろう、説明しよう」
言峰は聖杯大戦について説明した。
「この儀式の正式名称は『聖杯大戦』。『万能の願望器』たる聖杯の所有権を決めるための大規模な戦いの儀式である」
「聖杯って聖書に出てくる?」
「『主の子の血を修めた杯』と言う意味ならば否だ。ここで言う聖杯とは『願望器』と言う魔法装置を意味する。そして、聖杯を手にする条件はただ一つ。『汝己の全てを持って最強を証明せよ』。聖杯大戦の参加者たるマスターは一人につき一騎の英霊をサーヴァントとして使役し、紅の陣営と黒の陣営に別れて7対7の団体戦でのバトルロアイヤルを行ってもらう。そして先に相手チームのサーヴァント全員を倒した方に聖杯はふさわしい所有者として出現し、勝利チームの生き残った全員の願いを叶えることができる」
「「「「「願いを叶える?」」」」」
そのフレーズに全員が怪訝な顔をした。
なんせこれまでジュエルシードや闇の書などと言ったその手の謳い文句の品々には碌なものがなかったためである。
「ふふふ・・・疑っているようだな。すでにその奇跡の一旦を垣間見ていると言うのに・・・」
「奇跡?」
「サーヴァントは過去の英霊を召喚して契約することにより使い魔として使役する。これは見方を変えれば疑似的な『死者蘇生』でもある。これも聖杯の力によるもの。末端の末端の力でこれである。聖杯の全ての力を得れば出来ぬことを探す方が難しかろう」
「!?」
「「「「フェイト(ちゃん)!!」」」」
その言葉にフェイトは青い顔をして崩れ落ちる。
「しっかりしなさい!!」
「あ、アリサ・・・」
アリサがフェイトを支えながら励ました。
「それで英霊って?『過去の』って言ってたけど、このキャスターさんも昔生きてた人なん?」
「ふむ・・細かい出自は本人に聞くといい。英霊とは偉大な功績などにより人々から信仰された結果として輪廻の枠から外れ精霊とまで昇華した存在を言う。分かりやすい例を挙げるならば神話や伝説の登場人物などだな。本来人の手では召喚できない英霊をセイバー、アーチャー、ランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーの7つのクラス当てはめることでサーヴァントとして召喚する。次に令呪について説明しよう・・・・」
「令呪?」
「君たちの手の甲
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