聖杯大戦編
動き出す影
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ムに?」
「ああ・・・だがあれはシグナム本人ではないと断言できる」
「ええ、その時間帯ならシグナムは翠屋にいたのは私やクロノが確認済みです。それに動機もありませんし・・・」
「いや・・・そうではなくて・・・・決定的に違うものがあったんだが・・・・」
「?」
「その話詳しく聞かせ下さい!!」
病室にレティ提督が入ってきた。
「レティ!?」
「すみません。でも最近同じような襲撃事件が多発しているんです」
「襲撃事件?」
「狙われているのは管理局の魔導師ランクが高い者ばかり。それに被害者はみんな『シグナムだがシグナムではない』と証言していて現場は混乱しています。この証言を意図的に捻じ曲げてシグナムを捕えようとする勢力もあってその処理にてんてこ舞いですよ」
「そのような事件が?」
「ええ、一体何が起こっているんでしょうか?」
レティのその言葉に応える者はいなかった。
剛の襲撃から一日たった。
「ふーん。そんなことが起こってたの?」
「ほんまや・・・昨日龍一君から聞いた情報や・・・」
「なんだか怖いね」
なのはたち(龍一は先に病院に行っている)は小学校の帰路についていた。
ちなみに、はやてもようやく小学校に通い始めた。
まだリハビリ中で足が完全に動かない為、保健室通学ではあるが、なのはたちを通じて順調に友達もできている。
「なのはやフェイトも気を着けなさいよ?あんたたち管理局の魔導師ランク高いんでしょ?」
「にゃはは・・・まあないと思うけど、実際に出会ったらお話聞いてもらわないとね・・・」
「やめた方がいいよ、なのは。剛でも敵わなかったんでしょ?」
「フェイトちゃんと力を合わせれば何とかなるよ・・・」
多少楽観的に考えているなのはであった。
「あれ?はやてちゃん・・・その痣はなに?」
なのはがはやての手の甲に紅い痣があることに気が付いた。
「ああ、これ?何か知らんけど今朝からあってな・・・」
「大丈夫、はやてちゃん・・・・どこかにぶつけたりしなかった?」
「すずかちゃん・・・それがぶつけた覚えがないんよ・・・」
「何か不吉ね・・・・痣にしちゃなんかの模様に見えるし・・・」
アリサが不思議そうに首を捻っていると。
「ほう・・・紅い痣。君が紅陣営のマスターか・・・」
「「「「「「!?」」」」」」
突如聞こえた声に全員が振り向く。
電柱の上に着物に近い簡素な服を着た甲冑姿の女性が立っていた。
燃えるような真っ赤な長髪を持つ美しい女性。
それはまるで・・・。
「「「シグナム(さん)?」」」
シグナムそっくりであっ「違う!!」・・・た?
「シグナムはあんなぱったんこやあらへん!!」
そう。
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