第三章
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かな店である。幾つかの席がありカウンターには既に何人か客がいる。彼は仕事が終わるとまずはこの店で一杯ひっかけてそれから帰っているのです。
今日は祐子のことが気になるので気晴らしでとことんまで飲むつもりだった。それでカウンターにいる女のバーテンダーに言うのだった。
「ソルティードッグな」
「わかりました」
その言葉に頷くバーテンダーだった。見れば小柄で髪を後ろに束ねている。化粧は薄いがそのはっきりとした切れ長の目を中心とした整った顔立ちが映えている。白いシャツの上に黒いベストとズボン、それに蝶ネクタイという如何にもなバーテンダーの格好である。
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