A's編
終わりの始まり
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ってくれるか?」
「「「「「「「サーイエッサー!!」」」」」」」
「おし!!ならば死にに行くぞ野郎ども!!畜生畜生言いながら死にに行くぞ!!ペテンでもインチキでも使って、あの娘の命を悪魔から巻き上げに行くぞ!!」
「「「「「「「ヤ―――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!」」」」」」」
なのはたちは苦戦しながらもなんとか闇の書の管制ユニットと闘っていた。
ベルカ式の広域空間魔法だけでなくこれまでに蒐集したミッド式の魔法まで駆使され、その多彩なバリエーションと無尽蔵の魔力に苦しめれらていた。
「くっ!!」
フェイトは攻撃を掻い潜りながらバルディッシュを振るっていたがここでいつもと違う感覚を感じた。
(今までよりスムーズに動く?)
それは言ってしまえば瞬動の訓練で鍛え上げた身体操作の技術がここにきて今までの無駄の多い動きからより洗練された動きへと切り替わってきた証拠である。
実際、今までは若さに身を任せた強引な挙動や方向転換がよりスムーズに負担なく行えるようになっている。
・・・・・まあ運動音痴のなのはにはまだあまり効果は無いようであるが。
それに気付いたことはもう一つある。
(この人。出鱈目な魔力量と多彩な魔法で誤魔化しているけど、接近戦はそんなに強くない・・・)
なのはの支援砲で相手の攻撃を叩く隙に懐に潜り込み、管制ユニットの攻撃を躱して後ろから叩き落とす。
「くっ!!」
管制ユニットは背中の黒い翼、飛行魔法の一種である『スレイプニール』を羽ばたかせ減速した。
しかし、ここで彼女は失策に気付く。
(しまった!!)
地面に向かう自分を減速させるために打ち下ろした翼は一瞬使えず、地面から数十cm浮いているため地面を蹴ることもできない。
今の状態は完全に無防備な『死に体』と呼ばれる状況であった。
そして・・・・・。
「はああああ!!」
その一瞬の隙をユーノは逃さなかった。
獣化した肉体を更に血壊で強化する。
蜂蜜色の体毛が真っ赤に染め上がり、莫大な身体強化を施された脚力で踏み出した。
それは本来防御に使用するプロテクションを身に纏いながら突進するユーノオリジナルにして数少ない攻撃魔法である『プロテクションスマッシュ』である。
一歩で音速に入る。
「くっ!!」
管制ユニットは即座に多重防御障壁を張り巡らせ、同時に強化魔法を解除するストラグルバインドによる網を敷く。
二歩で雲を纏い。
バインドの網に突っ込んだユーノだが、その拘束を引き千切る。
(馬鹿な!!なぜ獣化が解けん!?)
三歩で翠色のプロテクションは赤熱を帯
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