A's編
終わりの始まり
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「今は禊さんに保護されてこの付近からは離脱しているはず・・・」
「そうか・・・こっちも大至急増援部隊を手配してもらっている。剛さんが先行でこっちに向かっているけど、とりあえずは僕が転移で先にやってきたんだ」
「剛さんが!?」
「でもさっきの攻撃と同時に張られたこの結界・・・増援が到着するのが遅れそう・・・」
「それまで私たちで何とかするしかないか・・・・」
「うん・・・」
フェイトはソニックフォームから通常のライオットフォームに切り替え、ユーノは獣化魔法を展開した。
「リーゼたちの行動はあなたの指示ですね、グレアム提督・・・・」
リーゼ姉妹を捉えたクロノは事の真相を確かめるべく、グレアム提督の元を訪れた。
ちなみに、クロノについてくる形でアリサ、すずか、治療を拒否して無理やり付いて来た龍一もこの部屋に来ている。
「違う!!あたしたちの独断だ!!」
「父様は関係ない!!」
「ロッテ、アリア・・・いいんだ・・・クロノはもう粗方のことは掴んでいる・・・・・・違うかい?」
「・・・11年前の闇の書事件以降、提督は独自に闇の書の転生先を探していましたね・・・そして発見した・・・闇の書の居場所と現在の主、八神はやてを・・・」
「「!?」」
クロノの指摘に驚愕の表情を浮かべるアリサとすずか。
「しかし、完成前の闇の書と主を抑えてもあまり意味はない。なぜなら闇の書を破壊しようと主を捕えようとすぐに闇の書は転生してしまうからだ。だから監視を続けながら闇の書の完成を待った。・・・見つけたんですね?闇の書の永久封印の方法を・・・・」
「ああ・・・。両親に死なれ体を悪くしていたあの娘を見て、心は痛んだが運命だとも思った。孤独な娘であれば悲しむ人は少なくなる・・・」
「ふざけんじゃないわよ!!」
「アリサ・・・・」
目尻に涙をためながらグレアムに掴みかかろうとするアリサを龍一がいさめる。
「あの娘の父の友人を語って生活の援助をしていたのも提督ですね?」
クロノははやてからイギリスへあてられたエアメールとそこに写る写真を見せる。
「永遠の眠りにつく前くらい・・・せめて幸せにしてやりたかった・・・・それもただの偽善だがな・・・」
「何が・・・・」
自嘲するようにつぶやくグレアムにすずかが食って掛かる。
「何が幸せですか!?」
「!?」
「私がはやてちゃんにあったのはほんのつい最近ですが!?はやてちゃんはあの人たちを本当の家族の様に思っていて・・・どうしてあんなに嬉しそうにしていたか分かりますか?『援助してくれる人はいるんやけど一度も会ったことはない』・・・そう言っていました。はやてちゃんは両親が死んでからずっと一人で孤独に生きてきから初めての家族にあんなに嬉しそう
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