A's編
闇の書の秘密
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戦闘力に結びつくわけではないが、『陸戦』や『空戦』の名目や『逮捕=武力制圧』と言った管理局の体質があり、戦闘力に直結されて考えられやすく、評価項目もより実践的な部分を評価するのに対し、地球のランクはあくまでも『魔導師』としての評価でしかなく、評価対象は魔力素からの魔力への『変換』、魔力の『運用』、術式の『構築』、魔法の『制御』の4つしかなく、戦闘能力は一切評価はされない。
土御門や禊は学生時代にS評価を貰った天才児だが、実戦ではC評価の近松には敵わないのがいい例である。
ちなみに、結城弥生がA判定で八坂明美がB判定、小林はD判定で高町なのはは管理局の判定では空戦AAA+であるが地球の評価ではせいぜいDとCの間を行ったり来たりであろう。
そして、公式では最高ランクはSであるが、非公式ならば更に上のランクも存在する。
それがSSランク、通称神域魔導師と呼ばれる存在である。
世界にも13人しかその位階を持つ者がいないそれは、言ってしまえば『魔法を極めたがため人の身でありながら神の領域に片足を踏み入れた人外の化物』の称号である。
公式なランクでもないため当然専用の試験があるわけでもない。彼らがその称号を得る方法はただ一つ、確固たる事実だけである。
戦闘のみならず、人の身にあまる偉業を成し遂げた確固たる事実こそが彼ら足らしめる要因なのである。
「彼はその世界に13人しかいない神域魔導師の一人、序列12位傍観者。本人すら本名を覚えていないはるか昔、有史以前から悠久の時を生きる不死者らしい」
「そ、そんな馬鹿な!?」
クロノが驚くのも無理はない。
自分の母に桃子やプレシアの様な見た目と年齢が明らかに釣り合っていない人間はよく目にするが、それはただのアンチエイジングであり寿命が延びているわけではない。
しかし、目の前の少年はなのはたちと変わらない見た目であるにも関わらず、数千年生きていると言うのだ。これで驚かない方が不自然であろう。
しかし、それを可能にしたからこそ、彼を神域魔導師足らしめているのである。
神域魔導師は戦争における個人での戦果、死者の蘇生、神の召喚、不老不死など人には不可能であることを可能にした称号なのである。
「それにしても、どういう風の吹き回しだ?君は現世に関わらないのを信条にしていたのではないかね?」
「確かに♪僕はこの世界のどの勢力にも囚われずにただその歴史をもっとも公平な立場で記録することを信条にしているからね♪今回はそこの坊やにお礼の意味も兼ねて特別サービスと言ったところかな♪傍観主義の僕の数少ない干渉♪これは貴重だよ♪」
ユーノを指さしながら答える傍観者。
「ぼ、僕ですか?」
「そうそう♪100年以上前
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