A's編
再戦の時
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る。
拳銃のグリップの様な掌と指にフィットする形状のデバイスだ。
指にフィットするように凹んだ部分と反対側の角(親指の部分)にボタンがあり、側面にディスプレイが付いている。
「起動コードは?」
「起動コードは○○○○だよ」
龍一はエイミィが言う4ケタのコードを入力して親指の部分のボタンをした。
『スタートアップ』
すると一瞬でデバイスが展開され、基本形態の薙刀の形に切り替わり、バリアジャケットが展開される。
「・・・あの・・・バリアジャケットはいいと言ったのですが・・・」
「何言ってるの!?防御面を考えたらバリアジャケットは必須だよ!!」
「しかし、高町やフェイトの様なコスプレはちょっと・・・」
「どういうことなの!?」
「・・・・・コスプレ?・・・」
「「あ、あはははは・・・・」
龍一の指摘になのはが心外そうな表情で龍一に聞き返し、フェイトはそもそもコスプレの意味が分からず、アリサとすずかは苦笑していた。
「えー?そんなに変かな?ミッドじゃあ個性的なバリアジャケットは結構普通なんだけどなー・・・・それに結構似合ってるよ?」
そう言ってエイミィは龍一を見た。
黒い上着と長ズボン、長いブーツに肩からかかる外套、それに規格帽子。
ぶっちゃけ明治時代の陸軍将校の様な恰好であった。
フェイトよりマシかもしれないがそれでも完全にコスプレである。
「はあ〜。それで他のモードを教えてください」
「オッケー!!まず基本形態の薙刀モード、遠距離用の弓矢モード、近距離用のナイフモード・・・」
エイミィが教えてくれるコードを次々と入力し形態を変化させていく龍一。
「あと、新しく鎖鎌モードも要望通り入れておいたよ」
コードを入力するとナイフモードの刃が曲がり、鎌になる。
そして、刃の逆側から分銅が飛び出した。
鎖の部分はチェーンバインドのようである。
「チェーンの長さはコード入力で変えられるから・・・・あと、これが格納魔法の一覧表だよ。弾道予測魔法もデバイスが補助してくれるから前みたいに無茶しちゃだめだよ!!」
エイミィは龍一のデバイスにデータを送信しながら釘をさす。
「分かりました」
「龍一くんもデバイス使うんだね!!よろしくね、飛穿」
『・・・・・・・・』
「あれ?」
なのははデバイスに挨拶するが無反応の飛穿。
もしかしてなのははデバイスが全部喋る物だと思っているのか。
「なのはちゃん。飛穿はストレージデバイスだから喋らないよ」
「ストレージ?」
どうやらやはりなのははデバイスの種類について詳しく知らないようだ。
「クロノ君のS2Uと同じでAIが積んでないデバイスだよ。逆にAIを積んでいるレイジン
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