A's編
再戦の時
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ではなく全身の力を効率よく使うことが重要なんだ。特に瞬動を極めるには一瞬の内に全身の筋肉を動かして地面をける力を推進力に変え、着地の時は地面にそれを逃がす必要がある。極めた人は例えば剣先を30センチ動かせれば全力の一刀を叩き込めるし、敵の攻撃による衝撃を体内から地面に逃がしてダメージを無効化することもできる。それに、父さんのような人間離れした芸当もできる」
「実に父に酷い言い草だな・・・」
「いや、他に出来る人知らねえし」
「ねえ、人間離れってどんなの?」
「見た方が早いと思うよ・・・父さん?」
「まあそうだな」
すずかのリクエストに応え、近くの木に移動する剛。
「ス―――――、ハ―――――」
その木に両手を当て、呼吸を整える。
「ハッ!!」
ズガンッ!!
大きな音とともに木がへし折れた。
「「「「・・・・・・・・・・・・・・」」」」
その光景を唖然として見つめるなのはたち。
「今のが寸勁と言って、見た目には殆ど動いていないように見えるが実は今の一瞬に全身の筋肉を胎動させて莫大なエネルギーを生み出している・・・」
龍一の解説も耳に入らない様子だ。
「まあ、あれは一部の人外だけができる技なのでみんなは参考にしないように」
「失礼な。士郎殿だって難なくできるぞ」
「家のお父さんって一体!?」
意外な家族の真実を知ってショックを受けるなのはであったが、軽くスルーして瞬動の訓練を再開するのであった。
子供たちが瞬動の訓練を開始してしばらく経ち、月村の屋敷の前で剛は二人の男を出迎えていた。
「お久しぶりッスね、剛さん!!」
「大事無いようで安心したぞ」
「久しぶりだな、近松、黒田」
そう。とうとう来てしまったのだ。
歩く災害、黒狼連隊の二人、人形師・近松銀治と破戒僧・黒田吉彦が。
これからの苦労を考え、胃が痛くなる剛であった。
一方、子供組のところにもある人物が尋ねてきた。
「なのはちゃん、フェイトちゃん、龍一君!!」
「「エイミィ(さん)!!」」
「エンリエッタさん」
デバイスの修理を終えたエイミィがなのはたちの元を訪ねてきたのだ。
「はい!!なのはちゃんのレイジングハートとフェイトちゃんのバルディッシュ、修理終わったよ」
「「ありがとうございます!!」」
なのはとフェイトはエイミィからデバイスを受け取った。
「それと龍一君、はい!!君の新しいデバイスだよ!!」
「ありがとうございます」
そう言って龍一はエイミィからデバイスを受け取った。
「名前は『飛穿・三式』。凄くマイナーで時代遅れの注文してくるからかえって手間が掛かっちゃったよ」
龍一は飛穿・三式を見
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