A's編
再戦の時
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はを除く)。
・・・と言うより君たちほんとに小学生?
なのはの反応が割と普通だと思うのだけれど・・・。
「それに瞬動は単純だからこそ奥が深い。瞬動を極めるには魔力運用だけでなく身体的な技術も重要になってくるからね。極めれば呼吸をするかのようにソニックムーブより早く動けるし、体を自然に一番力を発揮できる形で使えるようにもなるんだ」
そう言って手本を見せる為に少し離れる龍一。
「まあ、約一名全く分かっていない者もいるみたいだし、見せた方が早いだろ」
3人の視線がなのはに集まる。
「にゃ、にゃはは・・・」
龍一は少し腰を屈め、両足に力を入れる。
ドンッ!!と言う音とともに龍一の姿が掻き消え、5メートル先に姿を現した。
「まあ、こんな感じだ」
「へえ〜そうなんだ」
そして、なのはが龍一と同じように足に力を入れ・・・。
「あ、オイ!!高町!!待て・・・・」
ボカンッ!!
「にゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「「「なのは(ちゃん)!?」」」
なんか爆弾でも爆発したかのような爆音が鳴り響き、なのはの姿が砂煙に消えたかと思えば15メートルくらい先に現れ、止まり切れず車に撥ねられたかのように吹き飛んだ。
「馬鹿が・・・・」
龍一はなのはが吹き飛んだ先に結界を張った。
結界に入ったなのはは急激に減速し、結界の外に出るころには安全圏の速度にまで下がり優しく地面にお尻を着けた。
「はにゃにゃにゃにゃ〜〜〜〜〜〜〜」
あまりの出来事に目を回しているなのは。
「ただでさえ運動音痴なのに安全対策の結界も構築する前からいきなり始める馬鹿がいるか!!後、何だ今の爆音は!?どうせ、空戦の時と同じようにありったけの魔力を推進力にしようとしたんだろ!?だがな、空戦と違って地面をけるんだからずっと少ない魔力でいいんだよ!!安全装置がないってさっき言ったよな!?着地や減速も自分の足で行うんだからいきなりあんな馬鹿スピード出して停まれるわけないだろが!!」
「にゃあ〜〜〜」
龍一の説教に涙目になるなのは。
実際、瞬動はなのはのような魔力の多い空戦魔導師が行うと先ほどの様な失敗を犯しやすい。
地面を蹴って推進力を得る陸戦魔導師と違い、空戦だと推進力を得るのは陸戦よりも効率が悪いのだ。
そのため、空戦魔導師は一つ一つの動作に過剰に魔力を注ぎ込む悪癖があり、これが空戦の適性を持つ魔導師が少ない理由の一つでもある。
レイジングハートが手元にあればある程度は魔力量を制御できたかもしれないが、それもない状況ではありったけの魔力を注いでしまったなのははどう考えても自分で停まることのできる以上の速度が
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