A's編
調査開始
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書調査の話へ移る。
「なるほど、闇の書の調査ね」
「事態はお父様から聞いているから、できる限り力になるよ」
「よろしく頼む」
「それで、頼みって?」
「彼ら二人の無限書庫での調査に協力してやってほしいんだ」
「「!?」」
クロノの頼みに驚きを隠せないリーゼ姉妹。
無限書庫。
それは『世界の記憶を収めた場所』とも言われ、あらゆる世界のあらゆるデータが揃っている本局にある施設である。
本局ができるよりもはるか昔から存在していたとも言われ、その実態のほとんどが謎に包まれている。
望むものすべての答えがあるが中身のほとんどが未整理のままであるため、見つけるのには専門のチームを組んでも何年もかかると言われる場所である。
そのため、通常は事件が起こってから調べても資料をそろえるよりも先に事件の方が終わってしまうのだが・・・・。
「まあ、クロノがわざわざ連れて来たんだからまあ何かあるんだと思うんだけど、大丈夫なの?」
「そっちのフェレット擬きはスクライアの出身だ」
「あの遺跡発掘の名門の?」
「そうだ」
クロノの暴言に反論しようとして龍一にたしなめられるユーノ。
「分かった。二人が入れるように手配しておくね」
「ああ、助かる」
デバイスの整備室でエイミィは困り果てていた。
レイジングハートとバルディッシュは修理自体はすでに完了したにも関わらず、エラーコードを発し、どんなコマンドも受け付けなくなってしまったためである。
「はあ、どうしよう。龍一くんの分のデバイスも作らなくちゃいけないのに・・・」
余談だが、龍一も礼装の飛穿・二式が破壊されてしまったことにより、またの襲撃に備え、デバイスを新調することとなったのである。
『『システムに重大なエラーがあります。このエラーを解決するためにCVK-792を含むパーツを組み込んでください』』
「っ!?レイジングハート、バルディッシュ、本気なの!?」
『『Please』』
「CVK-792、ベルカ式カートリッジシステム」
整備室にエイミィの息を飲む音が響いた。
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