A's編
新たな胎動
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認識の違いは、バリアジャケット技術にある。
バリアジャケット技術が発達している次元世界では半袖半ズボンで森の中に入っても無傷で生還できるほどの耐久力がある。
そのため、服装に関する認識が甘くなってしまっても仕方がないことであった。
「ふーん。そーなんだ・・・アリサちゃんが・・・(アリサちゃん・・・あとでOHANASHIなの・・・)」
「な、なのは・・・?」
「うん?何でもないよ?」
「う・・・・うん・・・そうだね・・・」
一瞬なのはが黒い笑みを浮かべていた気がしたが、気のせいだと思い込むことにしたユーノであった。
ビルから外に出たヴィータを追ってフェイトも空中に飛び出した。
空中ではフェイトのアークセイバーとヴィータのシュワルベフリーゲンがせめぎ合う。
(ぶっ潰すだけなら簡単なんだけど・・・それじゃあ駄目なんだ!!)
ヴィータの目的はあくまで魔力を奪うことであり、倒すことではない。
(カートリッジは後二つ。やれるか!?)
激しい攻防が繰り広げられ、次第に地力の差かヴィータ有利に状況が傾こうとしていた。
「このままじゃ、フェイトにはキツイかな?なのは、僕も行ってくるね」
「ユーノくん・・・」
そう言うとユーノは防御と回復の効果を持つ複合結界をなのはにかけてフェイトの援護に向かった。
「この〜〜〜〜〜〜〜!!っな!?」
一瞬の隙をついて、ユーノがヴィータをバインドで固定する。
「もう終わりだよ」
勝利を確信し、気を緩めてしまうフェイト。
「フェイト!!危ない!!」
しかし、ユーノの忠告に咄嗟に身をひるがえし、第二の襲撃者の刃を躱す。
「シグナム!!」
「どうしたヴィータ?油断でもしたか?」
「うるせーよ!!こっから逆転するところだったんだよ!!」
「それはすまないことをしたな・・・。しかし、あんまり無茶はするな。お前が怪我でもしたら、主が悲しむ」
「分かってるよ!!」
「それから落し物だ」
そう言ってシグナムは先ほどなのはの攻撃で落とした帽子をヴィータにかぶせた。
「ついでに直しておいたぞ」
「・・・・・・ありがと」
「今の状況は実質2対2。一対一なら我らベルカの騎士に・・・」
「負けはねえ!!」
そして、ユーノとフェイトに向かっていくヴィータとシグナム。
シグナムの相手をフェイトが、ヴィータの相手をユーノが受け持つ形となり、第二ラウンドが開始された。
ユーノの相手をしているヴィータだが、内心驚いていた。
(こいつ戦い方が上手い)
ユーノの戦い方は歴戦の戦士であるヴィータをも賞賛させる完成されたものだった。
上空からビルの間に誘導されたヴィータはビルの間を縦横
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