A's編
新たな胎動
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持つ柄の長いハンマー型のアームドデバイス、黒鉄の伯爵のハンマーの片側がドリルの、もう片側が三つのジェット推進の形状に切り替わる。
「ラケーテンハンマーーーーーーーーーーーー!!」
ジェット推進で回転しながら突っ込んでくるヴィータ。
飛行魔法で躱すも、追い詰められ攻撃を喰らうなのは。
咄嗟にラウンドシールドを展開するが、勢いのついたヴィータの攻撃にシールドはあっさりと砕かれ、なのははビルに向かって吹き飛ばされた。
「でえぇぇぇぇぇぇやああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!」
すかさず追撃を放つヴィータ。
『プロテクション』
レイジングハートの自動防御が展開されるも・・・。
「ぶち抜けえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
『ヤボール』
ジェットの勢いが増し、デバイスごと防御を砕かれてしまう。
「かはっ!!」
壁に叩き付けられ、ほとんど気力を削られたなのはに血近づいたヴィータはアイゼンを振りかぶった。
(いや。助けて。ユーノくん。フェイトちゃん。みんな)
そして、なのはに凶器が・・・・・。
「っ!?仲間か!?」
振り下ろされることはなかった。
「・・・・友達だ」
「フェイトちゃん!?」
ヴィータのアイゼンをフェイトのバルディッシュで受け止めていた。
「遅くなってごめん。龍一から連絡を受けて最速で来たんだけど・・・」
「ユーノくん・・・」
なのははユーノにお礼を言おうとして言葉に詰まってしまった。
「ユ、ユーノくん?それ、どうしたの?」
ユーノのバリアジャケットが依然と大幅にデザインが変更されているのだ。
以前はスクライア部族の部族紋が入った民族衣装にマントといった出で立ちだったのだが、半ズボンは長ズボンに変更され(誰だ今残念がった奴は!?)、膝下まである長ブーツに、まるで北アフリカ戦線の兵士が着ているような熱帯用オーバーコート(胸の部分に部族紋が描かれている)に規格帽子を被っていた。
「これ?地球の遺跡探検用に目立たないデザインにバリやジャケットを変更したら、アリサがこのデザインにしなさいって」
アリサ提案の軍隊風バリアジャケットであった。
そもそも、以前のユーノの格好は遺跡発掘に関わる人間としては明らかに可笑しく、地球での遺跡発掘活動では非常に目立っていた(今のデザインでも十分に目立つのだが)。
マントはまあ、砂漠地帯には必須かもしれないが、半袖半ズボンは明らかに可笑しい。
森や岩肌が多い遺跡では怪我を防ぐために長袖長ズボンなのが常識で、そんな恰好は怪我を舐めているとしか感じられないのである。
しかし、この格好はスクライアでは普通の格好なのである。
その
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