A's編
新たな胎動
[2/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
元々考古学者であるユーノが小学校の教科書程度で満足する筈もなく、『自分の眼で直接文献を確かめなきゃ気が済まない』と言った学者魂に火が着いてしまったようである。
面白そうなので着いていったら(勿論変身魔法や転移魔法使用)、まさか行く先々で鞭を愛用する考古学者や世界的に有名な三人組の泥棒集団に出くわしてさまざまな陰謀に巻き込まれたのは予想外であったが・・・・。
帰った後もアリサやなのはにどこに行ってたのかさんざん聞かれたし・・・。
まあ、そう言った出来事が過ぎていき、季節は雪の降りそうな冬に移って行った。
「暇だ・・・・・」
現在、龍一は暇を持て余していた。
ユーノとフェイトはプレシアの裁判の証人の為にアースラに行っており、なのはたちは習い事、他の友人もみんな用事があったため、遊ぶ相手が見つからなかったのだ。
しかも、父の剛は本庁で行われている交渉人の講習会に参加するためにここ数日留守にしているため明日まで帰ってこないためこのまま帰っても一人で留守番である。
余談であるが、交渉人とは人質立てこもりやテロなどの事件が発生した場合、犯人と交渉する人間の事である。アメリカでは強盗事件の無血解決に大きく貢献する重要な部署なのだが、日本ではまだあまり正式に稼働していない部署で近年アメリカの事例を元に設立の動きがあり、剛もその第一期生としての講習会に参加しているのである。
また、このことを知ったクロノは『あれだけの対人戦闘スキルがあるのにもったいない』と言っていたが、まあたいていの人はそう思うだろう。
素直に家に帰る気にもなれず、商店街をぶらぶらしていた時にそれは起こった。
「っ!?結界か!?」
突如、鳴海市に大型結界が展開されるのを感じた龍一。
結界魔法を得意とするだけあって、即座に捕獲型の封鎖結界だと見抜く。
(このタイミング・・・もしかしてヴィータか?)
もうほとんどおぼろげになっている原作知識の中から辛うじて覚えていた出来事から今の状況を推察した。
(高町が危ない!!)
龍一は即座にユーノたちに連絡を取りながら、なのはの元に急いだ。
龍一の予想通り、なのははヴィータの襲撃に会い、応戦していた。
「話を・・・聞いてってば!!」
カノンモードに変形したレイジングハートを構え、襲撃者に対してディバインバスターを放つ。
「くっ!!」
紙一重で躱すヴィータだが、彼女のバリアジャケットの帽子が頭から離れ、なのはの砲撃の光線にさらされてボロボロになっていた。
「こ、の〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!グラーフアイゼン!!ロードカートリッジ!!」
『エクスプローション。ラケーテンフーム』
ヴィータの
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ