入学編U
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る!」
恭夜は髪をかきあげながら言う。
「恭夜・・・・・・大抵の女子は下着を履いてるぞ」
達也は呆れた顔になりながら、すかさずツッコミをいれる。
「それもそうか」
「え!?司波くん、この変態と知り合いなの!?」
「ああ、恭夜は俺の兄だ」
「ええ!!司波くんのお兄さん!?」
「そして恭夜は見ての通り変態だ、気をつけろ」
「ははは、達也、俺は普通の変態じゃないぞ?俺の前に立つ美少女は誰であれ、四つのものを奪われる。
まず『目を奪われ』『ブラジャーを奪われ』『パンツを奪われ』
そして最後に『心を奪われる』
異常にして変態、俺こそが司波 達也の兄、司波 恭夜だ!以後、お見知りおきを!!」
「どうしよう司波くん、本気で気持ち悪い」
「ああ、気持ち悪いな」
「はっはっは、照れなくていいよ。ついでに言っておくと、俺の心におっ立つ三本柱は友情・努力・勝利じゃない、美女・美少女・美幼女だ!!」
「いや、照れてないし・・・・ねえ、司波くん、この人の頭、大丈夫なの?」
「いや、もう手遅れだ。末期症状みたいだからな」
「そう!俺は恋煩いの末期症状なのさ。だから・・・・・・・・可愛い子を見ただけで、興奮するんだ!!」
「〜〜〜〜〜!!き、気持ち悪い・・・・」
鼻血をだしながら言う恭夜を見てエリカは鳥肌を立て、自分を抱きしめるようにして後ずさる。
「恭夜、引かれているぞ・・・・」
「ふ、達也、何を言っているんだ。ただ、恥ずかしがってるだけに決まってるだろ?」
「そうか・・・・お前がその気なら、こちらにも考えがある。これを飲ませる」
達也はどこからかカプセル状の薬を取り出す。
取り出したのは抗精神病薬(強力精神安定薬)といい、主に不安、焦燥、興奮を鎮める薬である。
達也は恭夜が異常に興奮するときには、いつもこの薬を(強制的に)飲ませている。
「ふ、この俺に何を飲ませぐあああああああ!!た、達也!何をすがあああああああああああああああ・・・・・・
ふう、ゴメンね、ちょっと興奮し過ぎちゃったや」
なので今回も恭夜に薬を(強制的に)飲ませる。
「う、うん・・・・いいよ、別に気にしてないし」
恭夜は達也が取り出した薬を(強制的に)飲むと、先程の変態的な雰囲気ではなく、爽やかイケメンな雰囲気を醸し出していた。
エリカは雰囲気の変わりように驚き、少し同様する。
それもそうだろう、先程までは興奮していて完璧な変態だったが、落ち着けばただの爽やかイケメンなのだから。
「そっちの、メガネちゃんもゴメンね」
「あ、はい
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