四話:多忙な日々です
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かったりしたので
以前よりもルドガーに甘えてしまうようになったのも事実。
最近は『禍の団』よりもこっちに多くいる気がするし。
でも黒猫は甘えたがりだから仕方がないんだにゃー。
それにしても人の事は言えないんだけどルドガーも過去に何か隠しているにゃ。
『家族だからこそ言えないこともあるし、嘘をつくこともある。』
そう言った時のルドガーの表情はどこか寂しそうだった……。
まるで…ううん、間違いなくあれは過去にそう言った事があったんだにゃ。
だからこそルドガーの言葉には重みがあったし、私の心に響いた。
白音には何も言えずじまいだけど……ルドガーなら許してくれるかにゃ?
……だめにゃ、結局は白音がどう思うかだからこれだけは甘えたらだめ。
いつになるかは分からないけどいつかは白音と一緒に普通の家族をしたいにゃ。
その時はルドガーにも協力してもらおうかにゃ?
料理とか作ってもらってさ、料理の腕はプロ並みなんだし。
でもいつもトマトを使っているのはちょっと減点にゃ。
いつも、美味しいし飽きもこない味なんだけど、
毎食、食卓が赤く彩られるのは流石に見ていて飽きてくるにゃ。
女の子はそういうのにうるさいのにゃ、だからたまには別のものが食べたいにゃー。
まあ、いつも食べさせてもらっている身だから面と向かって文句は言わないけどね?
それにしてもルドガーのトマト好きには恐れ入るにゃ。
以前冷蔵庫に入っていた『トマトシュークリーム』を勝手に食べた時は酷かったにゃ…
いつもは温厚なルドガーがキレて襲い掛かってきたんだもん。
まあ、私が全面的に悪いから謝ったら許してくれたんだけど許してくれるまでは
神器で創り出した双剣でずっと私を狙ってたにゃ……
ルドガーがかなり強いというのが分かったのは収穫だったんだけど……
もう二度とルドガーの『トマトシュークリーム』に手は出さないと固く心に誓った。
まあ、それはともかくとしてルドガーがかなり強いのが分かったんだから折角だし
『禍の団』に連れて行っちゃおうかなあ?
あっちにいっても話し相手とかがまだあんまりいないからルドガーが来たら
きっと楽しくなるにゃ、ついて来ないかもしれないけどその時は
お姉さんが誘惑して連れて行ってあげるにゃん♪
まあ、無理やりはあんまりしたくないんだけどね。
Sideout黒歌
「ハックシュン!!……風邪でも引いたか?」
買い出しに行った帰り道、原因不明のくしゃみに首を傾げながらそんなことを呟く。
季節の変わり目だから風邪でも引いてしまったのだろうか?
そう言えばエルは風とかは引いてないかな?
まあ、そうなったらジュード辺りがすぐに
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