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大陸の妖精
ガルナ島の呪い
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門番「・・・では、その女の服を脱がしなさい」


ルーシィ「何でよ!!?関係ないでしょ!!!」


門番「うむ・・・すまん、調子こいた・・・入りなさい」



門番が村の門を開ける


村に入ると同時に村長らしき人物がアルトたちを迎える



村長「よくぞ来てくださった、魔導士の方々・・・さっそくですがこれを見て頂きたい・・・皆の者、布をとりなさい」


村長の言葉を聞いた村人は次々と布をとっていく


村長と村人たちの体の一部はボボ同様、悪魔のような形になっていた



グレイ「やはり・・・」



ナツ「スゲェモミアゲ!!」


村長「いや・・・見てほしいのはこっちじゃ・・・」


アルト「やっぱり、これが悪魔の呪いってやつなのか・・・」


村長「その通りです、そしてこの島にいる者全て・・・犬や鳥まで例外なく、この呪いにかかっております」


グレイ「言葉を返すようだが何を根拠に「呪い」だと?はやり病とは考えねえのか?」


村長「何十人という医者に見てもらいましたが、このような病気はないとの事です」


アルト「呪いの原因とかは分かるのか?」


村長「はい・・・恐らくですが、こんな風になってしまったのは「月の魔力」が関係しておるのです」


ルーシィ「月の魔力?」


村長「元々この島は古代からの月の光を蓄積し、島全体が月のように輝く美しい島でした・・・しかし、何年か前に突然月の光が紫色に変わり始めたのです」


アルト「紫色の月!?」


ナツ「聞いたことねーぞ」


村長「外から来た者は皆そう言うのです・・・だが、現にこの島の月は紫になった・・・そして紫の月が現れてからワシ等の姿が変わりだした」


村長が話している内に、月が空に浮かび上がる


その色は今まさに話していたとおり「紫色」だった



ルーシィ「本当だ・・・紫・・・」


グレイ「気味悪ィな・・・コイツは・・・」


村長「これは月の魔力の呪いなのです・・・・・う゛っ!!」


月が完全に現れたと同時に村長と村の人たちが叫び、苦しみ始める


やがて叫び声が止み、村長たちを見るとその姿は完全に「悪魔」に似たものだった



アルト「な、なんだ・・・こりゃ・・・」


ルーシィ「ど、どうしちゃったの・・・」


村長「驚かせて申し訳ない・・・紫の月が出ている間・・・ワシ等はこのような醜い悪魔の姿へと変わってしまう」


アルト「た、確かにこれは呪い・・・だな」


村長「朝になれば皆、元の姿に戻ります・・・しかし、中には元に戻れず心まで失ってしまう者が出てきたのです」
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