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東方魔法録〜Witches fell in love with him.
51 教育〜Just safe・・・.
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ーが!?」
「使えるかもね」
「師匠師匠!どうすれば!?」
「先ずは基本の魔力を弾にするところから」
この日も、私は魔力が空っぽになるまで練習した。
早く師匠みたいな魔法使いになりたいな〜。
「どう?フラン。狂気の調子は」
一度、賢者の石からフランを出して様子を見てみた。
「うん!大分スッキリした!」
フランは本当にいい笑顔をするわ。でも、本人はこう言ってるけど私の見立てでは一時的なものだと思ってる。だから今のうちに休憩も兼ねて理性をつける練習でもしましょう。
「そう。で、ここにお菓子があるのだけど」
「本当!?頂戴!!」
「まだダメ」
「え〜!?どうして!」
「フランには『我慢』する練習をして貰うの」
フランが狂気を抑えきれないから地下室に自主的に籠る。聞こえはいいけど、これは狂気から逃げてるだけ。だから我慢することを覚えて狂気を抑える練習をしようとする魂胆よ。
「我慢?」
「フランは今まで多分我慢したことないでしょ」
「……………!」
フランも私が言わんとすることに気付いたらしい。頭のいい子は好きよ。
「わかった…でも、どうしたらいいの?」
「ここに紙とペンがあるわ」
私は紙と羽ペンを取り出した。
「お勉強しましょ?終わったらお菓子はあげる」
「う〜!わかったよぉ……」
勉強は苦手だったらしく、フランは渋々羽ペンを持った。
そう。それでいいの。
私は丁寧に、フランに教育を施していった。
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