暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0790話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
本的にはシャドウミラーで魔法が得意な面子は限られているしな。フェイトは火星でテラフォーミングをやっているし、エヴァに至っては面倒くさがるのは間違いない。……一応魔法顧問という扱いの筈なのだが。
 ただ本人がやる気になったとしても、このマクロス世界では魔法を使うのに大量の魔力を消費する。それを思えば、エザリアの俺がやった方がいいという判断は正しいんだろう。

「こちらとしては問題無い。何なら今からでも構わないが?」
「いえ、さすがにそれは向こうの方でも準備が整っていないので、後日改めてという事でお願いします。この世界の者にとって、魔法というのは空想上の産物でしかありませんでした。それ故、もし本当に魔法があるのだとしたら一刻も早く自分の目で確認したいことでしょう。恐らく近いうちにお願いすると思います」

 そう告げ、安堵の息を吐くグラス大統領。……この様子だと相当せっつかれていたんだろうな。元々フォールドやらプロトカルチャーやらその他諸々、この世界にも魔法染みた存在はあると思うんだが……やはり本物の魔法となると違うんだろう。

「では、その件についてはそちらからの要求があり次第、アクセル代表を派遣するという事で構いませんね?」
「ええ、お願いします」
「それと、そうだな。俺達シャドウミラーと条約の締結なりなんなりをするというのなら、いずれ公の席で俺達が出る事も必要になるだろう? その時にも魔法を使ってみせるのが一番手っ取り早いだろうな」

 そもそも魔法云々はともかく、この世界の兵器とはまるで違うPTを始めとする機動兵器を使っているのは新統合軍に知られているんだ。そうなれば、末端からギャラクシーネットに情報が漏れていてもおかしくないしな。

「そうして貰えると助かります。私達との条約が結ばれたら是非とも」
「そうだな、ギアス世界の時のように俺の召喚獣でも呼び出してみせるか」
「ギアス世界?」

 そう口を開いたのは、少し離れた場所に座っていた別の政治家。興味深そうにこちらへと視線を向けている。

「ああ、俺達が一番最近国交を結んだ世界だ。その世界でも世界中に俺達シャドウミラーの存在を知らせる時に、グリフィンドラゴンという召喚獣を会見の場で召喚して見せてな。これが結構好評だった訳だ」

 良いにしろ悪いにしろ、な。

「その、グリフィンドラゴンというのは一体? 俗に言うグリフォンのようなものなのですか?」

 また別の政治家がしてきた質問に、小さく頷く。

「分かりやすく言えば、グリフォンとドラゴンのハーフみたいなものと思ってくれ」
「グリフォンとドラゴンのハーフ!? それは興味深い! ……アクセル代表、もしよろしければ今から私達だけにでも魔法を見せて……」
「やめないか!」

 余程ファンタジーに興
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ