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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos53決戦直前/たった一つの冴えたやり方〜VERSUS〜
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先ほどまでは晴れやかな青空だったが次第に曇り始め、ポツポツと小雨が降って来ていた。そんな小雨に当たることも厭わず、海鳴海上沖の上空には少女が4人と宙に佇んでいた。その少女たちはマテリアルと呼ばれ、今回の一件に深く関わってくる存在だ。
「ルシフェリオン、機能回復。戦闘用モード、使用可能」
1人は、“理”のマテリアルという識別名で、固有名を星光の殲滅者シュテル・ザ・デストラクター。高町なのはの姿を借りた少女。栗色のショートヘア、瞳は青。バリアジャケットは深紫色を基調としている。赤い魔力光に光り輝く魔法陣に佇んでいる。
「エレシュキガル、システムオールグリーンですわ」
1人は、“律”のマテリアルという識別名で、固有名を氷災の征服者アイル・ザ・フィアブリンガー。月村すずかの姿を借りた少女。白。一言で言えばそれだけで片が付くような外見だ。ヘアバンドを付けていないロングヘアも白、バリアジャケットも白。唯一、瞳が炎のように赤く輝いている。翡翠色に輝く魔法陣に佇んでいる。
「タラスクス、通常機能、戦闘機能、全箇所以上無しであります!」
1人は、“義”のマテリアルという識別名で、固有名を炎壊の報復者フラム・ザ・リヴェンジャー。アリサ・バニングスの姿を借りた少女。薄紫色のロングヘアはツーサイドアップで、ハネた髪――アホ毛が3本。瞳は黄金。バリアジャケットは赤と黒を基調としている。黄色に輝く魔法陣に佇んでいる。
「え? えっと、バ、バルフィニカス! 全部問題なしのまるまるオーケー!」
最後の1人、“力”のマテリアルという識別名で、固有名を雷刃の襲撃者レヴィ・ザ・スラッシャーは、別段デバイスの機能確認をする必要も無いのだが他3人に倣うようにそう続けた。水色に輝く魔法陣に佇んでいる彼女の髪は水色のロングヘアをツインテールにしていて、ツリ目がかった瞳はワインレッド。全体的に青を基調としたバリアジャケットだ。
「マテリアル各自、全機能の修復を完了」
基体の再起動は済んでいたが、デバイスや戦闘機能の修復はまだ済んでいなかったマテリアル達も、ようやく完全に修復を果たしたようだ。そして最後に・・・
「マテリアル-D、駆体復帰。出力限界81%。エルシニアクロイツ、完全稼働」
彼女たちの上に立つマテリアルが再起動を果たした。“王”のマテリアルという識別名で、固有名は闇統べる王ロード・ディア―チェ。紫色に輝くベルカ魔法陣に佇んでいる。八神はやての姿を借りた彼女の髪は銀色で、毛先には黒いメッシュが入っている。瞳は翠。オリジナルであるはやての騎士甲冑とは色違いではあるが、さほど違いはない。そんな彼女の側には“紫天の書”という名の本が浮遊している。
「おお! お帰り王様!」
「お帰りなさいであります、陛下!」
「
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