暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
7行進曲ーbrillante (輝かしく)
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ブレスを放った。すると金色牛鬼は驚いた表情と共に動きが止まる。

「今がチャンス!…勝利行く桜♪乱れ咲き♪」

僕は新しく実装されたソードスキル…いや、少し違う。
僕はソードスキル『ラバーズスラッシュ』を『奇跡の音符』と共に放つ。まず魔法のナイフ2本が金色牛鬼にささりその後僕が2回でハートマークで切りつける。斬属性5割、光属性5割。
…え?これじゃ『クイックフール』でオッケー?…いやいやこれからが本番!
僕はそのまま硬直に入る瞬間…

「3、2、1!銃口向けて♪」

『奇跡の音符』を発動させると。そこで硬直が一瞬なくなる。そしてバックジャンプで弓を放とうとするシノンと背中合わせになる。すると僕達の周りから音符が溢れ出す。

「頼むよシノン!」
「当然。任せて。」

僕は1番シノンに合った歌を歌う。

「相手の要!矢の狙い撃ち♪!」
「は!」

弓を放つシノンに合わせて僕は大鎌を向ける。
するとシノンの放った弓矢に音符が纏い。そのまま金色牛鬼に当たると光属性のダメージエフェクトが出てさらに光の音符のナイフが突き刺さり、金色牛鬼は大きく仰け反り膝を付いた。

「システム外ソードスキル『ラバーズショット』…なんてね?」
「なんだこりゃあ…。」

クラインがそう呟いてボケーとしているので僕は少し叫んで。

「ボケーとしてないで攻めて!」

僕とシノンはソードスキル後の硬直で動けない。
その間にキリト、リーファ、リズベット、シリカ、クラインが一斉にソードスキルを放つ。
さらにキリトに至っては。

「はああああ!」

右手で片手剣のソードスキルを放ち、硬直が起こる直前。今度は左手でソードスキルを放っていた。さらにそれを2回繰り返していた。
まるで二刀流ソードスキルを使った様に一気に金色牛鬼のHPを削るが…。
僅かに数ミリ残った。金色牛鬼は心なしかどこか勝ち誇った顔に見えた。

ヤバイ。

誰もがそう思った瞬間。

「はああああああ??」

その時。ヒーラーとして後衛に務めていたアスナが飛び出し。細剣で高速に突きつける。

「ぐるううう??」

金色牛鬼の断末魔が響き、ポリゴンスノーに変わる中。ちょうど黒色牛鬼が回復したところだった。
そして黒色牛鬼は相棒がいないと気付くとキョロキョロする。それを見てクラインがポキポキと拳を鳴らし。

「それじゃ…お前はそこで正座!」

この後全員の物理攻撃が黒色牛鬼に刺さったのは言うまでもない。
黒色牛鬼がポリゴンスノーに変わるとクラインが僕とキリトに近づいて。

「おい。お前らさっきの何なんだよ。」
「俺のはシステム外スキル『スキルコネクト』だよ。」

キリトがそう言って説明をし始めた。
どうやら右手のソードス
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