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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第451話】
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「ふぇ……? ……ぇ……と……」


 今の言葉で頭が真っ白になったのか、困ったように視線が泳ぐ――と。


「……え、ぇっちな事は……だめ、だよ……? き、キス……だけ、ね……?」


 言ってから瞼を閉じ、小さくアヒル口を作ると未来はキスを受け入れる体勢になった。

 ある種の同意と思い、躊躇う事なく未来と唇を重ねる――さっきの撮影の時の事を思い出したのか、一瞬ビクッと身を震わせる未来。


「ん……んんっ……! ん……アッ……んふ、ぅ……!」


 何度か啄む様な口付けを交わし、その後舌を未来の咥内へと侵入させるとさっき言ってた『えっちな事』という考えが一気に頭の隅に追いやられ、舌を絡め合う絡め合う淫靡な音が室内を支配していた。

 俺は空いた両手で未来の豊満な乳房を服越しに揉みしだき始める。

 身を捩り、時折唇の合間から喘ぎ声を洩らす未来。

 手のひらいっぱいの柔らかな感触を堪能し、徐々に理性が飛びそうになったその時――。


「……お兄ちゃん、何してるのかなぁ〜?」

「ん? …………っ!?」

「あ……み、美冬ちゃん……」


 背後から声が聞こえ、慌てて振り向くとにっこり笑顔とは裏腹に、背後には阿修羅の様な殺気が見えた気がした。


「あ、あのね、美冬ちゃん? な、流れっていうか、えっと……」


 頬は赤いまま、未来は何とか誤魔化そうと言葉を口にするのだが、美冬は僅かに頬を膨らませるだけで未来に告げる。


「……むぅ。 みぃちゃん、服が乱れちゃってるから下で直して来ていいよ? お兄ちゃんにはお説教だからね、正座してね」


 俺に対しては有無を言わさず正座を強要させる美冬、未来はベッドから降りると恥ずかしそうに真っ赤に顔を染めながら、乱れた服を直しに下へと下りていった。

 部屋に残されたのは俺と美冬の二人、まだ美冬の背後には阿修羅が見え隠れする。

 戦々恐々とする俺を他所に、小さく息を吐くと美冬は――。


「……お兄ちゃんの浮気者」


 【浮気者】という言葉がまるで二十日鼠の様にぐるぐると脳内を駆け巡っていった。


「うぐっ……否定は出来ん……」


 事実、これに関しては俺も否定は出来ない――何だかんだで色んな子とキスしたりしているのだから。

 ――とはいえ、一度そういう事をしてしまうとやはりあの甘美な時間の虜になってしまうので逆らうことは出来ない。

 ジト目のまま俺を見下ろす美冬、次の瞬間正座した俺の前に座ると――。


「……みぃちゃんだけズルいよ、美冬にもしてよね……? それで許すから、さぁ……」


 ふぃっと視線を逸らす美冬、だが次の瞬間には首に腕を回して未来に負けないぐ
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