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FAIRY TAIL −大地の物語−
驚愕!妖精の尻尾!4
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これもおきに召さない…ようだが、ガリアの後ろではなにやらキャッキャッと喜んでいる声が耳に入っていた。

「『妖精戦姫(ヴァルキリス)』か…いいねそれ!私採用したい」

呆れたように深々いため息でスズハの肩が落ちる。

「こうなっては私には止めようもありません…ガリア・クライム…貴方には悪いですが、私の貴方への評価はマイナスです…」

「つまりは少し嫌いになりましたってか?それは申し訳ない。少し名前に彩りをと思ったわけなんだ…決して悪気はない。それだけ知っておいてくれ…」

「そうですか、記憶しときます」

スズハは疲れたように肩を竦める。

「あ、そうだった!マスターから頼まれたことすっかり忘れてたわ」

ミラはあっと思い出したようで手の平を叩く。

「ガリア。マスターから依頼を頼めるかしら?」

「ん?つまり、マスター直属の依頼ってこと…ですか?」

「まぁ、内容は至って簡単よ。『モンスターの群れがイースト村を襲っているようだから退治してこい』って言っていたわ」

「なるほど 、モンスター退治…初クエストにはちょうどいいかも…です」

ガリアは気合い十分なのか掌を拳でバシッと殴る。

「スズハ、一応貴方もガリアに付いていって彼の援護をお願い」

「ああ、わかったミラジェーン・ストラウス」

「え!?俺だけじゃない…んですか?」

ガリアは少し不満そうにミラを見る。

ミラは笑顔でガリアに笑いかけるだけだった。

「私は君の実力は知らないが、ミラジェーン・ストラウスは万が一に備え私に援護をお願いしたのだ。だからそう不満な顔をしない方がいい、ミラジェーン・ストラウスが泣くから」

そう言ってスズハはガリアの肩を叩いた。

ガリアも納得はいっていないようだが、仕方なく首を縦に降った。

「わーかーった、しかたねぇけどそうする…でも、今回だけだぞ!」

「わかっている、私も出来る限りのサポートをするつもりだ、よろしく頼むぞガリア・クライム」

「ああ…」

ガリアは少し腑に落ちないようだが、スズハに手を差し出す。

スズハもその手を取り二度目の握手を交わす。

「気を付けてね、二人とも」

「ああ…行って…きます」

「行ってきます、ミラジェーン・ストラウス」

ガリア達はカウンターで手を振って見送っているミラに背を向けてモンスター達がいるイースト村に向かって歩き出した。
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