同居人
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
閃輝は山田先生から写真縦を返してもらい再びバックの中に入れた
「で、俺の部屋って?」
「あ!そうでしたよね!来てください案内しますから」
閃輝は山田先生の後に続き廊下を歩いていく。部屋の前をどんどん過ぎていく
「・・・あっここですね」
山田先生はある部屋の前で歩みを止めた
『1025室』
どうやら、ここが閃輝の部屋になるのだ
「あっそうでした。まだ部屋の整理がついていないで他の子と同室になりますけど我慢してくださいね?
あっでも何かあったらなんでも相談してくださいね?この学園内じゃ男子一人ですし、困った事とか知り合い事とか
授業の事でもなんでもOKです!出来る限り私も手を尽くしますからね?」
「はい、頼りにさせていただきますね」
山田先生は閃輝に申し訳なさそうに言うが閃輝は気にしないように言う。
それを聞くと山田先生は、ほっとしたように扉をノックした。すると中から・・・
「ん、同室の者か?」
扉が開きそこには、バスタオルを羽織った箒が立っていた
「な・・・!!?一夏!!?それに山田先生!!?」
「篠ノ之さん、今日から霧雨君が同室になりますので、それとはやく服を着た方がいいですよ?」
箒は自分がタオルだけだと気づき急いでドアを閉めた。その間、閃輝は目を閉じていた
そして箒は胴着に着替えて扉を開けた
「じゃあ仲良くしてくださいね」
そう言って山田先生は去って行った、閃輝は箒と共に部屋に入った。
荷物をベットのそばに置き閃輝はベットの上に座った
「お、お前が頼んだのか・・・?」
「何をだ?」
閃輝は荷物を整理しながら箒の方を見ずに質問に答える
「お前が私と同室を望んだのか・・・?」
「嫌、そんな訳はない。俺は部屋に案内すると言われてそれに従い、ここに来たまでだ」
閃輝は本などをベットにそばに置かれている机に置く。箒は顔を引きつらせ体を震わせる
「そ、そうか・・・」
「うむ・・・」
ベットの上に布を広げてその上に鉢と幾つかの小瓶を置き、小瓶には粉末上の物が入っている
閃輝は複数の小瓶から粉末上の物を鉢に入れ鉄製の棒で磨り潰し始める。
「な、何をしているのだ?」
「・・・薬作り・・・」
右手で新しい小瓶の中身を、鉢に入れて再び磨り潰し始める。それと左手で何かのメモを見ながら、一旦、棒を離して
液体の入った瓶を取り、蓋を取って中身の液体を撥に入れて、瓶に蓋を占めて再び棒で、粉末と液体を混ぜながら磨り潰していく。
「薬!?もしかしてどこか悪いのか!!?一夏!!!」
箒は思わず閃輝に詰め寄る。が閃輝はそんな事を気にせず製薬を続ける
「別に・・・それに俺は一夏ではなく閃輝だ」
その淡々とした
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ