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日向の兎
1部
14話
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んだよ……」
「……あー、ねーちゃんと一緒に食べたのか」
「む、サスケを知っているのか?」
「だって、前にねーちゃんと戦って負けたの勝ってた奴だろ?なんでねーちゃん降参したんだってばよ?」
「色々用事があってな、その辺りは私個人の欲だ」
「ふーん、けど俺ってばああいうのなんか納得できねーってばよ」
「ふむ、その真っ直ぐな思考では出せぬ解もあるという事も知った方がいい。それは君を悩ませる事にもなるだろう。
とはいえ、私個人としては君のそういった考えは非常に好ましい、その在り方を損なわぬよう励むといい。」
「ねーちゃんの言う事は相変わらず良く分かんねーってばよ」
「お前、バカだろ……うっぷ」
「普段ならバカって言われて怒ったんだろうけど、本当に大丈夫か?顔色滅茶苦茶悪いってばよ……」
「……済まん」
「ふむ、ナルト。家までサスケに付き添ってやれ」
「えー?何で俺が?」
「同じ学年なのだろう、親交を深める機会ではないか?それに君は最近私に負け方が無様になってきている、それの罰とも考えたまえ」
「……分かったってばよ」
ナルトは渋々サスケに肩を貸して、サスケの家へと運んでいく。
ふむ、なんというかああして見ると兄弟のよう……ん?
何故友人では無く兄弟なのだ?相性は悪くはないだろうがほぼ初対面の二人に何故その単語を当て嵌めた?
……血液が胃に回ったかどうにも呆けているのか。少し歩いて腹ごなししてから家に帰るとしよう。

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