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ハイスクールD×D 雷帝への道程
使い魔の森ってかなり広いんだな
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いたのだ。

その金属の理(ホワイト・キス)に以前から目を付けていたこの司祭は何とか自分の物に出来ないかと考えていたのだ。別にこの司祭が銀術を使える訳では無い。だが、金属を作れる以上、それを売れば金になると考えていたのだ。そしてこの司祭は女性の上司でもあった。

ハムリオと同じ様に上司に告げてから教会を去るつもりだった彼女は拘束され、その罪を被せる為にハムリオを誘い出した。後は、見ての通りだ。

オレはハムリオを引き取り、神器と遺体の譲渡を条件にこの件を闇に葬る事にした。最近起こったばかりの粛正沙汰を再び起こす訳にはいかないが、私腹を肥やす為に罪をこちらに擦り付けようとしたのだ。強引に譲渡を迫り、代償としてオレの利き腕を肩から切り落とすことになった。

天界側もこの件を闇に葬るのは賛成のようだが、だからと言って退くわけにはいかないと判断してオレの腕を要求してきた。さすがに首を縦に振る様な条件とは思っていなかったのだろう。その判断は他の奴らなら妥当だろうが、オレにとっては心に深い傷を負った家族の為なら腕一本程度惜しくない。聖剣を持つ少女に右腕を切り落とさせる。傷口が光力で焼かれたのか出血はほとんどない。ガブリエルは驚き、何かに耐える様に顔を伏せてしまったが、条件を満たした以上神器と遺体を引き渡してもらった。時間が経ち過ぎている為に悪魔の駒での転生も叶わなかったが、それでもハムリオはお礼と腕の詫びを伝えて来た。

まあ、腕は生やせるから問題無いと告げておいたがな。目の前で生えてくる利き腕を見て顔を引きつらせていたが、鍛え直さなければならないのでそう簡単にしたくないとだけはっきりと言っておく。後日、腕を切り落とした事を知ったリアス達に数日間監禁される。心配させるなと言う事だが、問題無いからやったのだが、やはり駄目だったか。

エクソシストの遺体はいつまでも綺麗なままでいさせてやりたいと言うハムリオの希望のもと、グレイが凍らせて修行に使っている永久凍土の山の一つに安置する事になった。

ハムリオは一時期、無気力に暮らしていたが自分の中で何か決着を付け、再び立ち上がった。その胸にはあったドクロのシルバーには蛇が巻き付いていた。




報告はそんな所か。えっ?黒歌との関係がどうなったかだと?ちっ、覚えてやがったか。正式にリアスと結婚したらオレの妾になるんだとよ。朱乃と白音も。リアス公認で。以上。これ以上は聞くな!!オレも混乱してるんだから。




昔の事はさておき、今オレはグレモリー家を尋ねている。リアスと朱乃が来月から人間界にあるシスコン魔王様が運営する駒王学園に入学し、悪魔稼業デビューをするのだ。悪魔稼業デビューを行うと成人として見なされるので、それのお祝いをする為に訪れたのだ。無論、盛大なパーティーも行われるの
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