一時の幕間
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ようになった要因の一つだと思われる」
ということは間接的にアーチャーと契約をしたことがになったのか。それとも………………
「他に考えられるのは記憶がないうちに俺とセイバーが契約したとか?」
「さあな、可能性はかなり低いが否定は出来ん。それも可能性の一つかもしれんからな」
結局のところ分からずじまいか。目をつぶりため息をつく。あの第5次聖杯戦争は終結したと思われていたが、俺の知っている事実は氷山の一角しか判明してないのかもしれない。
『……せ……あ…くだ……さ』
『あなたが………』
『………さ………わた………わ』
「ッ!?」
「どうした?」
「……………いや、なんでもない」
瞬間、頭の中に誰かの声が響いた。それは誰に対しての怨嗟の声だということがわかる。でも、それは誰が言っているのかまでは分からなかった。
(気のせいか?)
疲れているから幻聴でも聞こえたのかもしれない。だが、その声は何処か聞き覚えのある声だと感じ取ったのも気のせいだったのだろうか?
生存する為の決断。摂取する為の創造。
その行為は野蛮ではあるが否定する事も、またできない。
人は死の淵でこそ、得るものもあるだろう。
残り??人
『????』
次の日、端末機に『調整により三回戦を翌日まで延期する』という知らせがきた。今までは一回戦が終わったら直ぐに二回戦と休みなく戦いを続けていたが、今日1日は休みということになったらしい。
疲れから昼頃に起床。その後食堂で移動して昼ご飯食べているとあることに気づく。
単純に残り参加者32人なのかもしれないが、辺りに人の気配が感じられない。
「静かすぎないか?」
『…………様子がおかしいのは確かだ』
食事を終え辺りを警戒しながら階段を上がっていくと、ドチャッと物体が液体に接触した時の様な音が耳に届いた
「なっ!?これは………」
何事だと駆けつける先の光景は、埋め尽くす死体と血液が乱雑に捨て置かれているもの。
頭のみが吹き飛んでいるもの。
臓腑を撒き散らし死んでいるもの。
体に大きな穴が開いているもの。
全て一撃でやられているのが特徴のものばかりだ。
「ッ!!」
全身にこれまで感じたことのない殺気が突き刺さった。それは殺すことに特化した相手から向けられる、常人ならそれだけで殺されそうな濃密な殺気。
とっさに距離を取ろうとするが、突如俺の身体は階段の向かい側に在る壁へと一直線に吸い寄せられた。
(このままじゃ壁にぶつかる!?)
衝撃に身を備えたが、代
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